出会い系サイトのフィリピン人オバさんとの生々しいやりとりを大公開!

いちおう仕事探しもしているけど、特に進展も無く、今日も出会い系サイトのお話し。

 

わたしが住んでいる家の持ち主は、先週の火曜日にマニラに出張で出て、今日帰ってくる予定だったんだけど、チケットが取れなかったとかで、お帰りは明日に変更。

ほぼ、1人暮らしの部屋を無料でご提供いただけるなんて、ホントにありがたい限りだ。

 

その家の持ち主だけども、ぜんぜん、わたしと一緒にいれる時間が無いので、仕事をやめて、一緒にビジネスをしようなんて言っている。

ビジネスするのは良いけど、わたしは少しくらい自分が自由に使える現金を稼がないとならないので、ホントに辞められたら厄介だ。

その前に、仕事を見つけて、ここを脱出しないと

なんて思っている割には、ノンキにやっている。

 

さて、今日は会う約束をした50過ぎのオバさんの話し。

電話会社によって、色々なプロモがあるのだけど、Facebook無料みたいなプロモがあったりする。

フィリピン人は、Facebookばかり見ているから生まれたプロモなんだろうけど、だからなのか出会い系サイトのチャットでは無く、メッセンジャーでのチャットに変更したがるオンナがけっこういる。

 

いちおう、フィリピンに合わせて、わたしもFacebookのアカウントはある。

イミテーションワイフが知っているアカウントと、彼女が知らないアカウントがある。

 

もちろん、出会い系のオンナに教えるFacebookのアカウントは、イミテーションワイフが知らないアカウントだ。

たまに、この人は知り合いですか? 的な感じで、別アカが表示されるのだけど、事件やドラマが発生するので、あぁいうのはやめた方がいい。

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話しが逸れちゃったけど、今日は50過ぎのオバさんの話し。

このオバさんは、昨日から2日間にかけて、チャットをしていた。

普通に考えたら、自分より10個くらい上の年齢のオンナと話すことなんて無いのだけど、わたしは意外に計算高いところがある。

 

実戦練習を多く取り入れたいのだ。

誰にも相手にされない様なオバさんを捕まえられないのに、そこそこのオンナを捕まえられるわけが無い。

練習しているツモリが、オンナにとっつかまってしまうというパターンも無いわけじゃ無いけども、とにかく実戦練習を多く積み上げて、経験値を積みたいのだ。

だから、相手のスペック関係なくチャットをしている。

 

なぜなら、ここはわたしの知らないビサヤという言葉を使う地域。

どれくらい自分の言葉が通じて、どれくらい相手の言葉が分かるかを知りたくて仕方ないのだ。

 

言葉の問題で言えば、マニラにいる時と同じレベルで、普通にわたしの言いたいことは通じる。

相手のチャットの単語が分からなくて検索をかけると、ビサヤ語だったりする事もあるが、ほぼ何を言っているかは理解できる。

そんなにビサヤを意識しなくても、困らないようだ。

 

もちろん、記述する際と、話し言葉は違うので、多くの人と会話をしてみないと、実際どうなのかは分からないのだけど、チャットをしている限りは、双方向のコミュニケーションが可能だ。

 

50過ぎのオバさんに関しても、普通にコミュニケーションは取れていた。

チャットをしていて、最初の難関が、アサワはいるのか? という質問。

根っからのウソつきというわけでは無いので、できれば本当の話しをしたい。

50過ぎのオバさんに、奥さんがいないとウソをつく必要など無いので、奥さんはいるとすぐにカミングアウトをする。

 

奥さんがいるとカミングアウトした途端に、チャット越しでもガクッとしているのが感じ取れる。

50過ぎのオバさんなのに、遊び相手じゃ無く、ホンモノのLOVEを出会い系なんかで探しているのだなぁと感じる。

 

オバさんは、フィジカルセラピストの仕事を以前にしていたのだそうだ。

現在は無職らしい。

 

いったい、どんなことをするのが、フィジカルセラピストなのかは分からないけど、オバさんに「じゃぁ、わたしの身体も見てください♫」と冗談で言ったところ、「無料で見てあげるよ! 」と食いついてくる。

 

でも、「お姉さんに身体見られるの恥ずかしいな」と生娘みたいなセリフを言ってみると、オバさんは変態オッさんの様に大興奮している姿が感じ取れる。

「わたしはプロフェッショナルです。

恥ずかしがらないで、全ての着ているものを脱いでください。

身体にたくさん触りますが、プロフェッショナルなので安心してください」

AVビデオのセリフみたいな返事が返ってくる。

 

ババー、濡れ濡れだろ?

と、オモシロがったわたしは、さらにアオリを入れてみる。

「ごめんなさい。

わたしはフィジカルセラピーがどういうものかを知りません。

オンナの人に身体を見られたり、触られると、ティティが怒ってしまうかもしれません。

だから、恥ずかしいです」

 

オバさんは、AVビデオのセリフを続けている。

「わたしはプロフェッショナルですから、見られたり、触られることに恥ずかしがらないでください。

ティティが怒ってしまうのも自然なことですから、心配は要りません」

 

オバさんのAVトークに、そろそろオチをつけてあげないと、オバさんがモンモンとしてしまうと心配になる。

「すいません。ティティがもう既に怒っています」

と返事をする。

 

わたしの中では、ここでゲラゲラ笑って終了というイメージだったのだけど、オバさんの責めはシツコイ。

「わたしはマルーノン スボ(フェラ上手)、パティギン(見せてみなさい)とエロ全開でエンジンがかかってしまったようだ」

 

その流れでフェラしてやるから、早く会おう!とオバさんがガッツいてきたわけだ。

 

わたしとしては、[チン子にガッつく50過ぎのフィリピン人のオバさん]というタイトルで動画が撮れるんじゃないかと、ちょっとワクワクしていた。

 

流れから、メッセンジャーで連絡を取り合うこととなった。

さて、どうやって、動画を撮ることの了承を得ようとかと悩んでいた。

 

ビデオコールを相手が申し込んできたので、了承したのだけど、相手が全く話さない。

なんだこれ? と思っていると、チャットで子供達が寝ているから、声を出せないと連絡がくる。

 

だったら、ビデオコール要らないじゃないかと思ったのだけど、そこでピンとくる。

盛り上がってしまったオバさんは、チン子を見たくて仕方ないのだ。

それに気づいてあげれても、わたしはメッセンジャーのビデオに向かってチン子を曝け出す気なんて毛頭無い。

 

だいたい、オバさんをからかう為に、チン子が大きくなったと伝えたけども、実際には暑さでダラーっとした年寄りのチン子みたいになっているだけで、これっぽっちも怒りを示していない。

そんなチン子をiPadの前で、デローンと出すなんて、みっともなくてできるわけがない。

 

オバさんの思惑を察したわたしは、チン子露出の話しにならない様に、デートの話しに誘導していく。

デートと言っても、相手はオロナミンCの看板に出ていた、メガネかけたオッさんみたいなオバさんだ。

フィリピンを股にかけた世界貢献をしている気分だけど、だからこそ見ている人がオモシロくて、だからこそ需要があるのだと、自分に言い聞かせながら、デートの段取りを進める。

 

まぁ、まずは、その生々しいやりとりをしたチャットの様子を写真に収めたので見てもらおう。

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上からトランスレートしていく。

 

(左側はオバさん、右側がわたしだ)

 

オバさん:ケイラン(いつ)

 

わたし:ヒンディコ アラーム スケジュール モ(わたしはあなたのスケジュールを知らないです)

ンガヨン プェーデ(今日いいですよ)

 

オバさん: ブーカス ラン ハ(明日でいいよね)

ウマガ マガ テン エーエム(朝10時)

 

わたし:サアン?(どこ?)

 

オバさん: エコランド エスエム(エコランドというエリアにあるSMデパート)

カシ トリル アコ エー(わたしはトリルというエリアに住んでいるから)

 

わたし: オッケー(了解)

 

オバさん: ビギャン アコ ペラ(お金を渡しにあげて)

hehehe(このへへへが完全に悪い奴の笑い声に見える)

シェンプレ シングルマザー アコ(わたしはシングルマザーだから当然)

 

ビデオチャットは終了しましたー

(わたしは何も言わずビデオチャットを終了した)

 

オバさん:バキット アヤウ モ(なんで? イヤなの?)

ホイ(おい)

アキラ(これがオバさんの断末魔だ)

 

わたしはオバさんの名前を1文字たりとも覚えていないのだけど、オバさんの方はわたしの名前をしっかり覚えているところが、リスペクトすべきところであり、気持ち悪いところだ。

 

まぁ、このやりとりを見て、わたしがビデオチャットを終了して当然の流れと、日本人は感じるだろうが、フィリピン人にとっては当然じゃないので、こういう流れになる。

むしろ、オバさんにとっては、わたしがカネを払うのは当然と言い放っている。

 

ただ、フィリピン人という一括りにして考えるのは乱暴だ。

わたしは気前の良いフィリピン人に助けてもらったことがあるし、今だって住んでいる家のオバさんは、わたしにカネを一切求めていないどころか、メシ代を置いていってくれている。

 

当然ながら、わたしは誰かにカネを寄越せなんて言わないが、わたしにカネをくれるフィリピン人だっている。

そして、今回やりとりしたオバさんのように、カネをくれるのが当然だろうと言う人もいる。

フィリピン人で一括りにするのは、乱暴過ぎるし、人によって考え方はぜんぜん違う。

 

以前に日本語の先生として仕事している時も、わたしに奢ってくれる生徒はたくさんいたけど、わたしに支払いをさせたり、カネを借りようとした生徒は誰もいなかった。

 

ゴーゴーバーのお姉ちゃんや、KTVのお姉ちゃんは、人にカネをたかるのが仕事なのだろうけど、普通のフィリピン人は人にカネをたかることなんてできない。

 

そういう意味で、今回チャットした50過ぎの出会い系のオバさんは、わたしにとって普通のフィリピン人では無いので、チャットを終了した。

 

だれも、年増の死に損ないが、フェラしている画像や動画なんて、見たって気持ちが悪いだけ。

でも、そこに、“普通の”オバさんという付加価値がつくからこそ、文化人類学的に、民俗学的に、好奇心をそそるわけだ。

 

性根がアバズレのオバさんは、チャットをしてもパケ代が無駄になる。

昨日はオカマにやられて、今日はオバさん。

何でもいいけど、カネの無いわたしに優しい獲物が見つかるまで、引き続き頑張ってみよう。

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オンナをカネに変えようとオンナを物色するが… オカマに出鼻をくじかれる

はい、まいどぉ!

今日のブログだけど、今日は一日中、出会い系のメッセージ交換ばかりしてたので、出会い系サイトの話し。

 

わたしが利用する出会い系は、当然ながら完全無料の出会い系サイト。

SKOUTという名前の出会い系サイトだ。

 

あぁ、心配しなくても、出会い系サイトに誘導するとかは無い。

カネも貰えないのにトラフィックを流しても意味ない。

 

いちおう世界中をターゲットにした出会い系サイトみたいだ。

フィリピン人を釣るのに、日本人に有名なのはフィリピンキューピッドみたいな名前のサイトがあるけど、有料会員が前提になっているサイトみたいなので、利用したことが無い。

 

今、住まわせてもらっているダバオの家も、その出会い系サイトで見つけたオバさんだ。

このサイトには、livechat的な機能とかもあるようだけど、いくつかの機能は不明で、使いこなせていない。

 

まぁ、知らないオンナと知り合えて、チャットができれば、それで問題ない。

 

さて、出会い系サイトだけど、多くの人は可愛いフィリピーナが、たくさん待っているのだと想像するだろう。

わたしが利用する出会い系は、すごくリアルだ。

 

普通に考えたら、そうなるわな。

って感じの結果が、出会い系サイトに反映されている。

どういう意味かと言えば、例えば18歳の、プロポーション抜群のかわい子ちゃんが、出会い系サイトを利用するだろうか?

 

もちろん、例外はあって、外人を取っ捕まえて、フィリピンを脱出したいという野望を持った子がいないとも限らない。

 

だけども、普通に考えたら、若くて可愛い子は、積極的で辛抱強くアプローチをかけ続けられるピノイに捕まるに決まっている。

彼等は一日中だって、愛の言葉を囁き続けることが可能だからだ。

 

さらに言えば、バラの花束を用意して、ひざまずいて多くの者が見てる前で告白することだって、お手の物だ。

 

日本人にも、それくらいできる! と言う人もいるのかもしれないが、そこまでできる人は出会い系サイトなど必要なく、オンナをゲットできるだろう。

 

わたしもデパートや町で、ナンパ的なことがデキナイわけじゃないけど、それなりのオンナにはオトコがついているものと決めつけているので、地元のオトコとトラブルを起こすなんて、まっぴらゴメンなので、出会い系サイトを利用している。

 

さて、わたしの利用している出会い系サイトの何がリアルなのかという話しに戻るのだけど、普通に日常で生きている中で、オトコに求められないオンナ達の集まる場所が、出会い系サイトになる。

 

そういう意味で、あぁ、コリャ、ヤラセ無しだなって納得いくメンバーが、これでもかと掲載されているのだ。

 

まず、10代の利用者なんて、まず見かけない。

多くは30代や40代になる。

50代だって、特に珍しくもない。

 

まぁ、こんな感じのメンツだ。

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清水アキラksと思った






んで、わたしが、この出会い系サイトを利用する理由だけど、エッチな写真や動画などを撮って、それを販売しようと考えているわけだ。

 

これが売れるのか? って話しになるけど、ハッキリ言って、売れると思っている。

 

わたしは、高橋がなりになりたいわけではない。

エロビデオを作りたいわけじゃないのだ。

金持ちになりたいわけでも無い。

ただ、生活できる分のカネが稼げれば、それで構わない。

 

そんな中で、異国の普通のオバさん(まぁ普通かどうかの議論はさておき)の、生々しい姿を見たいという好奇心が、存在する人だっているだろうと考えている。

 

次に、じゃぁ、本当に彼女達を抱けるのか?

って、話しになるのだけど、わたしは抱ける!と思う。

 

今、住まわせてもらっているオバさんだって、大してスペックは変わらない。

 

何より、美人で、可愛くて、スタイル良くて、簡単にヤレちゃう子に比べれば、病気持ちの率が格段に落ちるので、わたしにとって安全性の高い仕事になる。

 

オバさんに紛れて、おぅちょっとマシだなと思う容姿の子はオカマだったりする。

こんな感じの子達だ。

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このオカマが今日の主役




実は、今日、このKimというオカマと、会うという話しにまで進んでいた。

オカマだとエッチな写真や動画は、微妙になるのだけど、オンナと遊んでいるより楽しいので、フィリピン好きに、オカマ好きは多いはず。

 

じゃぁガイサノモールで会って、食事をしようと話しがまとまった後から、何か意味不明な爆弾をブチ込んでくる。

 

「交通費持っていないから、お願いします」

 

なんだ、これ?

メシは高くないところなら、奢ってやるとは言った。

交通費って何だ?

 

まぁジープとか、そんなんだったら、往復で100ペソもあれば、お釣りが出るだろうとは思うけど、いちおう確認してみる。

 

「ディナーは高くない店なら、わたしが払います。

でも、わたしは今、働いていないので、お金がありません。

前の仕事は、フィリピンで働いていたので、高い給料ではありません。

あなたは交通費が無いので、わたしに支払いをしてほしいのですよね?

いくら、かかりますか?」

 

こんな感じの内容のメールを送ってみた。

彼? 彼女? オカマからの返事は

 

「わたしの住んでいる地域は、ジープがありませんので、タクシーで行きます。

以前、タクシーに乗った時は、ガイサノモールから家までで200ペソでした。

トラフィックがあれば、少し料金が変わるかもしれません」

 

なんだこれ?

わたしの家からガイサノモールまで、約1時間かかるのだが、バンに乗って30ペソ、その後にジープに乗っても10ペソほど。

合計40ペソで、1時間の距離を移動できるわけだが、何故オカマはタクシーに乗る?

というか、タクシーには乗らないで、差額分を手に入れようとしているのがバレバレだ。

 

わたしはブログに載せるのに、オカマの話しなら、面白いかと思って、会ってみようかと思ったわけで、当然ながらゲイでは無い。

オトコとメシを食うのに、何故400ペソを負担するのか意味が分からない。

 

どうせ500ペソから800ペソくらいの値段設定となっている食べ放題みたいな店をチョイスするのだろう。

わたしは見かけによらず、あまり1度にたくさんのメシを食べれないので、食べ放題が好きじゃない。

好きでも無いレストランに行って、オカマの分も負担して、さらに交通費まで負担するなんて、まっぴらゴメンだ。

 

ざっくり計算して、約2,000ペソコースになってしまう。

そんなカネがあるなら、KTVにでも行って、オンナをからかっていた方が、よっぽどブログの記事になる(行かないけどね)

 

っていうか、サイフの中身を見ても、先日読者の方に頂いたお小遣いの残りは、もう1500ペソほどしか無い。

 

お小遣いは、わたしの生活費じゃなく、ムダづかいする為に貰ったカネだと思っているので、せっかくなのでムダづかいしようと思ったけど、オカマにいいようにやられて終わりなんてツマラナイ。

 

そんなのより、上にある様なオバさんとチョメテョメして

「オマエ 本当にやったのか? 勇者だな!」的な展開になった方が、よっぽど実りある無駄遣いと思う。

 

というわけで、今回はお預け。

明日の夜には、ついに縦四方固めの達人が、ご帰還となるので、ウロチョロするのは難しい。

 

しばらくは出会い系で複数人を捕まえて、何人か育てておこうと思う。

 

ちなみに、オバさんでも無く(ちょい年増も含まれるが)、男女の仲になる上で対象になりそうな人達は、こんな感じのお写真。

 

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小遣い貰って遊んできたぜ!

今日はブログの書き出しが遅くなってしまった。

ここダバオに来て1番の大忙しの日だったからだ。

昨夜、以前よりお付き合いのある読者の方から、指令のメールが入る。

 

1万円送ってやるから、ダバオを探索してこい!」と

 

無茶ブリなのだけど、ありがたい。

ありがたいけど、大変な指令でもある。

というのも、わたしが寝泊まりしている場所は、ダバオの町から、結構離れている。

 

実は今日の今日まで、自分が住んでいる家から30秒で行けるサリサリストアにしか外出したことが無かった。

まぁ、熱を出して寝込んでいたからという理由もあるのだけど、ヴィレッジみたいな住宅街になっていて、どこに行けばゲートがあって、外に出れるかも知らなかった。

 

そんな中、送ってもらったお金を受けとるという作業からスタートする。

マネーグラムというので送金してくれていて、どこだったらマネーグラムを受け取れるのか分からない。

 

そんなわけで、サンダルでは無く、靴に履き替えて、朝の9時に出発する。

まずは、カネを受け取るマネーグラムを探すところから。

いや、その前に、ヴィレッジを出るゲートを探すところからだ。

 

これは、そんなに困らずに解決した。

自分が寝泊まりしている場所は、住宅街の中でも、山の上の方というか、奥の方になっていて、その中を走り回っているトライシクルの後を追っていけば、ゲートに向かうのだろうと考えていたからだ。

 

だいぶ、奥に家があるので、ゲートを出るまでに10分以上は歩いた。

 

そこからが、また問題。

ゲートを出た後、道路に出てから、右も左も分からない。

そんな時は…  グーグルナビ!

 

マネーグラムとインプットすると、数カ所出るのだけど、どれも3kmほど離れている。

フィリピン人の感覚で言ったら、歩いて行く場所じゃない。

 

だけども、わたしは手持ち金がセンタボしか無いので、歩いて行く。

1番近い場所にあったマネーグラム受け取り店は、BPOという名前の銀行だった。

銀行か長く待たされそうだなと思いつつ、ガードマンにマネーグラムは受け取れるかと聞いてみる。

 

ガードマンは「ここではマネーグラムは取り扱っていない」と言う。

次のグーグルナビが指し示すマネーグラム受け取り店は

マップの示す場所に辿り着いたけど何も無い。

かつて、マネーグラムを受け取れる何かがあったのだろうか

 

そして、3つ目。

ここで、もし、ダメなら、あとは10kmほど離れてしまう。

セブアナの看板が見える。

ここなら大丈夫かも!

 

普通にマネーグラムを取り扱ってくれて、特に何の問題もなく受け取れた。

ただ、寝泊まりする場所から4kmほど離れているというのが難点だ。

まぁ、日本から、お金を送ってもらう機会は、そうそう無いだろうしと、来た道を戻って行く。

 

頂いたお金を早速使い、ブコジュースが売っている度に、飲んでいく。

マニラよりも赤道に近い分だけ暑い様な気がする。

 

ヴィレッジの近くに小さな店が何軒か集まっている場所があるのだけど、そこで床屋に入ってみる。

ダバオの町から離れているのに、散髪で50ペソも取るとは生意気な

髪を切り、もちろんシャンプーは無いので、家に帰って洗い流さなければならない。

家に戻ると1130になっている。

 

シャワーを浴びたら、ダバオのオンナを捕まえる出会い系のセッティングをしなければならない。

今日の今日で捕まるオンナはいないのだろうけど、SKOUTという出会い系サイトのアプリをインストールするのに時間がかかる。

 

わたしが寝泊まりする場所は、電話会社SMARTが圏外で、GLOBELTEが繋がるという不思議な場所だ。

SMARTGLOBEを一台づつ持っていたので、特に困らないのだけど、3日間で50ペソのプロモを購入している。

その電波が繋がるiPhoneからデザリングという方法で、iPadSMARTSIMが入っている圏外のiPhonewifiを飛ばしている。

 

そういう関係もあってか、アプリのインストールは、時間のかかる仕事となるのだ。

インストールが終わったら、適当にプロフィールを作って、仕込みをする。

 

多くの人が、どうやって出会い系でオンナをゲットしているのか分からないけど、ここはフィリピンで、わたしは外国人。

だから、オンナから攻撃させて、わたしは受け身にまわるという手段をとる。

営業でも、攻撃的な営業は得意じゃ無いのだが、反響営業だと大きな成果を上げることができるタイプだ。

まぁ、基本は変わらないのだろうから、精神的な部分によるものが大きいのだろうけど、とにかくアタックするのは苦手。

オンナにアタックさせるように仕込む。

 

仕込みが終わったらお出かけだ。

時間は17時。

いい感じのお時間になっている。

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ヴィレッジの外にある小さな店が並ぶ場所に行ってみる。

うーん、どこで、どうすれば乗り物に乗れるのか分からない。

とりあえず道端で立っているオバさんに声をかけてみる。

 

「エクスキューズ アコ プンタ ガイサノモール(すいません。わたしはガイサノモールに行きます。

パアノ(どうやって?)

アノ サカイ(何に乗れば?)」

 

滑らかじゃないタガログ語で可愛らしく行きかたを聞いてみる。

こちらが可愛く話せば、フィリピン人はみんなやさしい。

 

「あっちからバンが出てるよ」と教えてくれる。

 

あなたたちは、そのバンに乗らず、この道路脇で何を待っているんだい?

と聞きたかったけども、大きなお世話なので、かわいくセンキュポとスマイルをプレゼントしてあげる。

 

ぜんぜん関係ないが、わたしはあまりサラマット(ありがとう)を使わない。

マラミン(たくさん)も使わない様にしている。

salamatは、Lが入っていて、Lの発音に自信が無いからだ。

なので、thank you poと言う様にしている。

malaminも同じ理由で、使う時はmadamingと言う様に心がけている。

 

フィリピン人は、チョイスする単語や文法の間違いは、一切指摘してこないのだけど、発音にはうるさくて、何度直されても、わたしは一向に成長しないので、極力Lを使わない言葉で会話する様になってしまった。

 

さて、話しを元に戻すけど、バン乗り場に行くと、わたしがまだ一言も発していないのに、「ほい 乗れ 乗れ」とバンに乗せられ、乗った瞬間にバンが発進した。

 

一体、どこに行く車で、どういうシステムで、いくらかかるのか?

全く不明なまま、乗客となってしまったわけだ。

 

困ったなと思いながら、隣の席に座っているオバさんにコソコソと声をかけてみる。

「マーム マイ タノーン アコ(お姉さん わたしは質問があります。

アコ サカイ イト バン ファーストタイム(わたし コレ バン 乗る 初めて)

プンタ アコ ガイサノモール(わたしはガイサノモールに行きます)

 

隣のオバさんは、優しい声で、丁寧に説明してくれる。

「ガイサノモールに行きたいのね? 初めてなの? ロハスというところで降りてジープに乗り換えると良いわよ」

 

おぅ、優しくてステキなご婦人だと思っていると、運転手には「oi sa lohas baba daw」とガナる様に伝えている。

まるで怒っているか、そうでなければ長年連れ添ったダンナに伝えているかのようだ。

 

けっこうな数のフィリピン人に言われたが、どうもわたしの話すタガログ語は、赤ちゃんが覚えたてのタガログ語を話しているみたいな感じなのだと言う。

まぁ、まだトータルで2年も滞在していないから、赤ちゃんみたいなものだけど、実際には45歳のオッさんなので、複雑な気持ちになる。

背伸びしたところで、いきなり流暢に話せるわけでも無いので、誰かにものを聞く時は、できる限りオバさんを見つけて、カタコト感をアピールしながら、質問するようにしている。

 

とくにダバオの人は優しい気がする。

どのオバさんも丁寧に優しい口調で、やわらかい微笑ましい眼差しで対応してくれる。

 

そんな優しいオバさんのヘルプもあって、約1時間ほどで、目的地ぽいところに到着する。

ガイサノモールに向かうとは言ったが、別にガイサノモールには用事がない。

ほかに、このあたりの場所を何と言えば良いのか分からなかったので、ガイサノモールと言ったまで。

今は、ロハスと言えば良いというのを覚えた。

 

ところで、わたしへの指令は、サンペドロ教会の辺りに怪しい店があるらしいので、その辺りを散策するようにと

 

まだ夕方18時だから、早すぎるのか良く分からん。

これがサンペドロ教会の中。

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とりあえず夜になるまで、マッサージ屋に潜入してみる。

入ったのはココ

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看板が、ちゃんとしている

店の中も、綺麗だし、内装もリラクゼーションサロンだ。

 

マニラでは10件以上、マッサージ屋に入ったと思うけど、家の中をカーテンで仕切った感じのところばかりだった。

だいたい万年床みたいな布団に全裸で寝かされて、痒くなったらどうしよう? って心配するような店ばかりだったけど、ここは違う。フィリピンで初めてちゃんとしたリラクゼーションサロンに入った。

 

んで、この看板の店のマッサージは

ハッキリ言ってヘタクソ。

なんだけど、フィリピンで初めて、マジメなマッサージを1時間受けた。

力強いマッサージを一生懸命やっている。

 

わたしはタイ古式マッサージ店やら、もみほぐし屋さんやら、メンズエステやらと数多くのマッサージ店を10年以上やっていたので、マッサージにはうるさいほうだ。

ただ、フィリピンに来て、ただの1度も普通のマッサージ屋に当たったことが無かった。

 

ダバオで初のマトモなマッサージ屋。

当然ながら、マトモな店なので、マッサージ終了後にエクステンション(延長)やら、エクストラ(ヌキ)の交渉は無い。

 

まぁ、マニラでもホテルについているエステの様なマッサージなら、そういうサービスは無いかもしれないが、マニラのマッサージの路面店でエロ無しは無いと決めつけるほど、いやブラインドマッサージという盲目の人のマッサージはマトモだったけど(チップ攻撃はウザかった)、フィリピンには普通のマッサージが無かった。

 

でも、ここダバオには普通のマッサージがあった。

よっぽど、この町は規制が厳しいのだろう。

繁華街なのに、路地裏行っても、タバコ吸っている奴をまず見かけない。

 

マッサージの後に、メシ食うところを探してみる。

唐揚げ1つに、メシが2つ付いて、スープまでついて25ペソの店に客がたくさん入っていた。

わたしも入りたいけど、わたしは唐揚げだけだと、ごはんが食べれない。

 

鶏の頭のバーベキューだろうと、豚の血のスープだろうと、大きなトカゲの唐揚げだろうと、フィリピンの料理を何でも好き嫌いなく食べれるのだが、唐揚げ1つでごはんを大量に食べるというのだけは、まだ現地化できていない。

 

適当に食堂でメシを済ませたわたしは、サンペドロ教会から北に進んだエリアで、ムラサキやピンクなど、怪しげな色合いの蛍光灯が光る店がオープンしだしたので、フラフラと近寄ってみる。

 

店前に立っているガードマンに、KTVかと聞くと、トップレスバーと説明を受ける。

残念ながら、オンナのハダカを見ながら酒を飲むなんてイヤだ。

もう、少年では無いので、オンナのハダカで興奮できないし、そういう場所が好きじゃない。

どういう形態であっても、大音量を響かせる店は苦手だ。

 

若かれし頃、20年以上前に、埼玉の川越市にあったピンサロが、わたしにとって、最後に入った大音量の店だ。

どうも大音量の店に入ると、その時のピンサロを思い出してしまう。

何かイヤなことをされたわけじゃないのだけど、オレはピンサロ向いていないなぁと感じたのを思い出す。

 

話がそれちゃったけども、トップレスバーの店の中に入ることは無かったけど、なんとなく20年以上前の川越のピンサロを思いだした。

 

周辺をぐるぐると探索したのだけど、トップレスバーばかりが、集中している地域だ。

例え、他人にもらったカネでも、嫌いなところには入れない。

そのうち、「セックス セックス」と連呼する、アホな売春婦まで現れだした。

 

売春のお値段は1,000ペソなのだと言う。

可愛らしくて、スタイルも良くて、ニコニコして、バカそうで、好みのタイプではあるけども、セックスするのにカネは払えない。

わたしの精子には1,000ペソの価値が無い。

例え、10ペソでも買わない。

もちろん、病気が怖いとかっていうのもあるけど、オンナを買うという行為がわたしの性的趣向に合わないのだと思う。

 

人様に後ろ指を指される倫理の欠けているタイプなので、オンナを買うことについて、どうこう思うというのは無い。

だから、わざわざフィリピンまで、オンナを買いにくる日本人がいても、それで生活しているオンナがわんさかいるので、ガンガン買ってあげてほしいとさえ思う。

なんなら、カネと引き換えにセックスするオンナを紹介してあげる商売をしたって良いとさえ思う。

 

ただ、わたしは結果じゃなくて、過程を楽しみたいタイプ。

サッカーで言うならシュートが入るシーンばかり見れるPK合戦とかは好きじゃない。

試合開始から、試合終了の笛が鳴るまでの試合内容に興味がある。

 

オンナを買うのは、過程が無くて、いきなりシュートの場面になるので、これっぽっちも心が踊らない。

どうして、そうなったか? というプロセスの部分が最も興味を引くところなので、わたしにはトップレスバーも、ピンサロも、売春もむいていない。

 

仕方ない。

わたしがトップレスバーに入りたくないのならば、KTVを探そうと検索する。

E.T ktv という店が近くにあったので歩いて向かう。

近くと思っていたが、数キロ離れていて、見つけるのに40分ほどかかってしまった。

 

ここのKTVは、いわゆるVIPルームしか存在しない店なのか、個室に通される。

オンナは誰でも良かったので、ママみたいな人に「ローテーションで」と告げる。

 

なのに、わさわさとオンナ達が部屋に入ってくる。

普通にショーアップ状態になっているので、「ママ ローテーションで!」ともう一度告げてみる。

この人は何を言っているのかしら? 的な顔をして困るママ。

 

アレ? ローテーションって、発音が良いとか、悪いとかあるのかな? などと考えていると、ショーアップの為に並んでいるオンナの子が

「オキャクサン スイマセン ココハ ローテーション ナイデス シメイ ダケデス」

と日本語で説明してくれる。

 

あーそういう事か。

「じゃ、あなたで!」と、わたしに日本語で教えてくれたオンナの子を指名。

 

名前はメラニーちゃん 28歳。

体が大きくて、色白の美人さん。

指名した後に気づいた。

あぁ、間違えて日本語話す子を指名してしまった。

わたしは日本語を話す子が好きじゃない。

話している中で、たまに「バカじゃん?」とか、そういう言葉が入ってきた時に、イラっとしてしまうからだ。

 

タガログ語で「ガグ」とか言われても、フィーリングが無いので、何とも思わない。

だけど、日本語だと、冗談と分かっていても、何故カネを払ってバカなどと言われなきゃいけない? と考えてしまう。

 

まぁいい、酒飲んで、カラオケでも歌って、楽しめば良いと切り替えて、カラオケを歌い出したのだが、わたしの歌っている横から、ちょこちょこ頬にキスをしてくる。

最初は無視していたのだけど「ナンデ ムシスル」とか言って、反応しないわけにもいかなくなる。

 

「ワタシモ kiss クダサイ」とか言ってくる。

わたしも頬にKISSを返すのだが「ワタシ コドモ ジャ ナイヨ」などとマウスtoマウスを求めてくる。

マニラの子に比べると、積極的と言うか、サービスがいいと言うか、展開が早いなと感じる。

 

そこからは、一気に、お互いの乳を舐め合い、その後にフェラへと移行する。

わたしに、彼女のアソコをさすらせながら、ベッドルームに行くこともできるし、持ち帰りもできると言う。

3,000ペソなのだそうだ。

 

多くの男は、ここまできたら3,000ペソ払ってでも、セックスがしたいと思うのだろうか

 

まぁ、ここのKTV1,800ペソのコンシューマーというシステムなので、わたしの手持ち金ではどうやっても支払い不可能だ。

 

でも、カネが無いと分かってしまっては、オンナのヤル気も失せてしまうだろうから

「いいねぇ 店終わった後、どこかでゴハン食べてからヤル?」

などと適当なことを言って、オンナをその気にさせて、しゃぶらせておいた。

 

その後トイレに行った際に、3分後のアラームをかけ、アラームが鳴った際に、電話がかかってきたフリをして、仕事が入ったという言い訳をして、会計を済ませて店を出る。

会計はきっちり1,800ペソ。

 

KTVで長時間チン子をしゃぶらせておいて言うのもアレだが、ダバオはマジメな町っぽい。

ぜんぜんマニラとは活気が違う。

 

知り合いもいなければ、ガイドも無く、情報も無く、大してダバオの町を探索出来なかったのだが、機会があれば、もう少し探ってみようとは思う。

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オツム弱い子なんで… ムキにならずに読んでくださぃ

遠足は家に帰るまでが遠足とは良く聞くけど、前回のブログで[完結編]としたけど、もちろんその後も時は止まることなく、続きがある。

 

わたしと、出会い系のオバさんが会ってから、とりあえずタクシーに乗り彼女の自宅へ行く。

ダバオシティの繁華街から、そう遠くない場所で会ったのだけど、タクシーのメーターはグングンと上がっていく。

 

その金額にちょっとビビったわたしは

「ごめん。わたしはお金持っていないです」

と彼女に伝える。

 

「何言ってるの。わたしが払うから大丈夫よ」

と言ってくれるけど、結局支払いは350ペソ近くだった。

 

なんちゅー遠いところに住んでいるんだ

きっと、バスか、バンか、ジープか分からないけど、安い乗り物があるんだとは思う。

わたしが大きなスーツケースを持っていたのと、疲れきっているのを見て、タクシーを止めてくれたのだろう。

だけど、高すぎる

 

だいぶ、ダバオの繁華街からは離れた場所にある彼女の家。

彼女の家に到着すると、さっそく料理に取りかかると言う。

わたしは数日ぶりにシャワーを浴び、着ているものを脱いだ。

特に靴下と靴のニオイが激しく、コジキのオイニーをぶっ放している。

初めて会った外人が、ドロドロに汚くて、コジキのニオイを放っていたら、イヤになったりしないものだろうか?

 

軽い食事をとったら、一気に疲れが溢れてきた。

他人の家に来て、言いづらいのだけど、「横になって良いか?」と聞いてみる。

 

彼女は食器を洗って、彼女もシャワーを浴びたら、マッサージをしてあげるから横になっていなさいと言う。

わたしはベッドで、横になった途端に寝てしまう。

 

リコッド(うつ伏せ)と、シャワーを終えた彼女はわたしを起こす。

疲れてるから、寝かせてやろうみたいのは、無いようだ。

うつ伏せになったわたしに、マッサージをしてくれる彼女。

そこでも、速攻で寝に入るわたし。

 

ハラップ(仰向け)

そんなに長くうつ伏せ時間をすることも無く、仰向けにひっくり返されるわたし。

太もものキワあたりを撫ででいるなぁと思っていたら

 

カプッ

 

あっ 食べられたぁ。

 

本当の本当に、人生でも五本の指に入る疲労感のさなか、彼女はお構いなしにサカリがついている。

わたしは彼女をどういう人だか良く分からない。

何せ少し前に初めて会ったばかりの人だ。

彼女もわたしのことを良く知らない。

 

だけども彼女は「マハル キタ タラガ」と呪文を唱えながら、ホットドッグにパクついている。

 

満足するまでホットドッグを食べた後は、わたしの上に乗りかかり縦四方固めで抑え込みの態勢に入った。

彼女は、まぁまぁの重量があり、小結くらいの体格だ。

疲れきったわたしは、彼女の縦四方固めから一切動きがとれず、果てるまで食い尽くされた。

 

翌朝7時に起こされる。

彼女はわたしが来るのに合わせて、インバーターエアコンを購入していて、その取り付け工事が行われるのだと言う。

取り付ける人は朝6時にやってきたけども、わたしが疲れていて寝かせてあげたいという理由で、1時間作業する者を待たせたようだ。

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見るからに高そうなエアコンだ。

結局、エアコンの取り付けは朝から夜7時まで行われた。

コンクリートの壁をくり抜くのに、だいぶ時間がかかったからだ。

その夜も疲れが取れていないわたしは、早く寝たいと彼女にお願いする。

ベッドで横になると、彼女がやってきて「マッサージをしてあげる」と言う。

うつ伏せ時間を5分ほどすると、仰向けと言われ、またもホットドッグが食べられる。

 

その翌日は彼女が仕事だったため、1日中寝ることができたのだけど、夜には「マッサージ」というキーワードからの、ホットドッグ、縦四方固めというパターンを3夜連続で食らった。

 

わたしは人並みに性欲がある方だとは思っているのだけど、毎日できる体力は持ち合わせていない。

これは、もう、ちゃんと伝えなければ、わたしの体が持たないと感じた。

 

「お願いがあります。わたしは年寄りなので、毎日はできません。今晩はお休みさせてください」

女郎部屋に売られてきた新人の小娘の様に、夜が本当に怖かった。

わたしは、ただのチン子として、彼女を慰めるペット的な存在として飼われているとしか感じられない。

 

わたしは奥さんにウソをついて、ギリギリの危険な旅をして、自ら女郎部屋の女郎になり、女郎蜘蛛に食われ続ける為にやってきたのだろうか

 

異常に疲れている中で、トドメとして3夜連続で犯されたわたしは、高熱を出してしまう。

平熱が35度台のわたしにとって、40度はK点超えとも言うべき高熱なのだけど、ちょっとホッとする部分もあった。

 

これで、夜のお勤めから解放される

 

わたしがダバオに到着したのは7日の夜。

それから3夜連続のレイプをされた後、高熱をだし1週間ほど寝込んでいた。

 

体調が良い時を見計らいブログを書いていたのだけど、実は今現在もまだ病み上がりで体調は万全じゃない。

 

レイプ魔の出会い系オバさんだが、彼女は金持ちの家のヤヤをしていて、先週の14日(火)から、雇用主の仕事の関係で、マニラに行っている。

帰ってくるのは、23日(木)の予定だ。

 

という状況もあって、ダバオに7日の夜について、もうすぐ2週間も経とうというのに、ダバオのことも、オバさんのことも、何も分からない。

ただ、ただ、他人の家で寝て過ごしただけなのだ。

 

まぁ、でも、すごくありがたいと思う環境ではある。

オバさんは、毎月ボスの出張についていくので、10日から半月ほどは、家をあける。

わたしはその間、必要以上に構われることも無く、インバーターエアコンの部屋で、自由にしてられる。

家賃も水道光熱費も全てオバさん持ちなのだから、夜のお勤めはわたしができる最低限の奉仕だ。

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オバさんは、家族や知り合いに日本人のボーイフレンドとして紹介出来るわたしをホットドッグとしてペットの様に飼っているのも悪く無いと考えているようだ。

ただ、いくら、住まいや生活の面倒を見てもらえると言っても、ヒリヒリする様な刺激をエサに生きているわたしには、退屈過ぎて死んでいるのと同じになってしまう。

 

そこで、仕事を探そうと、熱の引いている間にネットを見てまわっているのだけど、ダバオって、やっぱり仕事無い。

仕事の種類は何でも良いのだけど、日本円で3万円くらいの給料だったりする。

 

今、わたしが住んでいるところは、どうやら町から離れているので、交通費を払って職場に行き、1食・2食のメシを外で食べ、タバコを買ったら日給が無くなるレベルだ。

 

給料は高い方が良いに決まってはいるけど、正直そんなにカネへの執着心は無い。

カネはあるよりも、無い方が、気楽で楽しい気がするからだ。

 

ただ、インファンタに置いてきたイミテーションワイフには、お金を毎月あげたいなぁと思っている。

わたしのビザの為に結婚してくれたのに、カネももらえないなんてカワイソウすぎる。

わたしがイミテーションと言っていても、お金を渡していなかったら、本当のワイフになってしまう。

そんな理由もあって、月に3万円くらいのカネはあげたいと思っているけど、そんなささやかな希望を叶えてくれる職場がみつからない。

 

・高収入でなくても良い

・職種・業種を問わない

・フィリピンなら全国どこでも働く

・結婚ビザを持っている

これだけの条件があれば、早かれ遅かれ仕事は見つかるのだと思う。

別に一生打ち込める仕事を探しているわけじゃない。

 

ただ、わたしの難点は、唯一無二の最大の弱点が、カネが無いことだ!

 

どこかに仕事があっても、お給料日まで過ごす食費や、家を借りるカネが無いので、それらがサポートされる職場で無ければならない。

もしくは、その程度のカネを自分で作らなければならない。

 

実は、そんなこともあって、ブログを再開したというのもある。

アフィリエイトなどをやれば、小銭くらいは稼げるだろうと

だけども、ブログランキングでフィリピンで首位をとり、海外生活ランキングでも3位まで登りつめたこともあったが、フィリピンのブログではニッチ過ぎて、アクセス数から予測される売上が少なくて小遣いにもならないことも知っている。

 

わたしは長文を書くのも苦にしないタイプなので、ライターをやってみるかと数ヶ月前まで、実際にやったりしていた。

クラウドワークスという、ノマドワーカーが利用するサイトを使って。

 

なんだけど、わたしの作文はクセが強すぎて、多くのクライアントに嫌われる。

当たり障りの無い爽やかな文章が好まれていて、わたしというオリジナリティは必要としていないようだ。

誰が読んでも、好きも嫌いもない、個性の無い文章が好まれる。

 

ブログなんか書いてもカネにならないから、ライターになって少しでも作文をカネにしようと考えたのだけど、わたしの作文はクライアントに求められていないことを知り、わたしの方も好きなことを自由に書けずにストレスがたまることを知った。

 

なんもできないクセに、偉そうに一丁前の能書きばかりたれる1番ツカエないタイプの、わたしの強みはなんだろうと考えてみる。

 

オンナだ!

 

わたしは、日本でもメンズエステと呼ばれる、ちょっとアダルティーなマッサージで10年以上メシを食ってきたからなのか、マメでもなく、情熱的でもなく、口説くこともしないのに、いつだってオンナに助けてもらって生きている。

今だって、そうだ。

 

これっぽっちも、見てくれは良く無いし、見るからに小汚い貧乏そうなオトコなのに、オンナをどこからか見つけてこれる。

かと言って、今もヒモみたいな生活をしているけど、オンナからカネをもらいたいとは思わない。

 

ちょっとばっかりエッチな写真や動画を撮らせてもらって、売るっていうのはどうかと思いつく。

もちろん、このブログはアダルトブログじゃ無いので、このブログでエッチな写真や動画を売ることは無いんだけど

 

あぁ、もちろん、わたしはエロ動画を撮るために生まれてきたわけじゃ無いので、いい仕事ありまっせ! って人がいれば、大至急で仕事始めれるので紹介してほしい。

 

んじゃダバオのオンナの子ハンティングやってみるか

 

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はるばる来たぜ♫って古いか… ダバオの旅[完結編]感動のラスト?

わたしはSan Ricardoという港に到着した。

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時間は朝の7:30

ここはレイテ島最南端にある港だ。

海を見てもミンダナオ島は見えないが、地図を見る限りは、泳いで渡れそうな距離感。

そう、わたしはゴールまで目と鼻の先まで到着した。

100パーセント不可能を行き当たりばったりの思いつきだけで、可能にしてしまう一歩手前まで来た。

 

ここで、船のチケットが確実に獲れることは、バンの運転手に確認していたので心配していなかった。

まぁ、間違って、船に乗り遅れたところで、次の便に乗れば確実に今日中にミンダナオ島に到着できる。

 

バンの運転手が間違いなく船に乗れると断言していただけあって、全然人がいない。

フィリピン的な感じでチンタラやられても、余裕で船のチケットをゲットできた。

向かうはミンダナオ島のスリガオ港だ。

料金は140ペソ。

この港は、ちょっと変わっていて、ターミナルフィーみたいなのを2回払う。

5ペソと17ペソの合計22ペソ。

 

8:15にサン・リカルドを出発。

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ルソン島からサマール島に渡る船に乗った時は、夕方だったし、うんこするのに忙しかったので、海を見ている余裕があまり無かった。

まぁ、夕焼けの海の綺麗さは、ちょっとくらい堪能していた。

 

なんだけど、今回は朝8時という素敵な時間帯の海が見れる。

天気は快晴。

海の色が…  海の色が凄すぎる。

わたしの持つ日本語の語彙では、ちょっと表現できない綺麗さなのだ。

 

いや、インファンタの海も綺麗だ。

圧倒的に人間の数が少ないから汚れていないし、交通の便も悪く、観光地化されていないから、隣町のREALにサーフィンの客がちょっとやってくるくらいなので、綺麗は綺麗だ。

なんだけど、インファンタの海の綺麗さは、例えると夏の日本海みたいな綺麗さ。

海沿いに並ぶ松の木が、ヤシの木に変わった感じがインファンタ。

 

だけども、このサン・リカルドとスリガオの間の海は、超スーパーハイビジョンで映してもらいたい海の色合い。

船に乗った時には感じなかったのだけど、沖に出てからの深みのあるアクアマリンな色に目を奪われる。

正直、生まれて初めて見る色だ。

 

インファンタでプールに行こうと誘われて、山合いの川溜まりでエメラルドグリーンの水を見た時も、初めて見る色に感動した。

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だけど、これぞ南国というクリスチャン・ラッセンの絵画みたいな海の色を人工じゃなく自然の中で見ると、アクアマリンってこういう色だったんダァと興奮してしまう。

 

写真撮ってみたけど、全然目で見ているのと違う。

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これまで写真なんて、目で見ているものと同じものが写るものだと思っていたけど、写真は同じ様で違うものが写っていることに気づく。 

海の色に大興奮して目を奪われていると、なんだか大きめの魚が海面をピョコピョコとジャンプしている。

マグロかな? カツオかな?

なんて見ていると、イルカじゃねーか!

 

船が作る波に、イルカが波乗りして遊んでいる。

3匹並んでジャンプ! とか、鴨川シーワールドのイルカショーを彷彿させるショータイムを繰り広げている。

 

って、3匹どころじゃない。

すごい数のイルカだ。

気づいたら、船がイルカ達に囲まれている

ライオンの群れに囲まれたヌーの赤ちゃん状態だ。

 

イルカが海にいる事に気づいたフィリピン人が、海の見える船のヘリに集まってくる。

こういう時のフィリピン人は好きじゃない。

わたしがいるスペースに、まるでわたしが見えないかの様に割り込んで、わたしの視線の先にスマホをかざしてくる。

ちょっと、中国人や韓国人を感じさせるデリカシーの無さ。

 

負けるものかとスペースを空けずに踏ん張っているわたしにグイグイと突っ込んでくる奴がいる。

 

イテェじゃねーか!

 

うん? 痛くない?

なんかポヨンとしている

 

規格外の爆乳ホルスタインちゃんじゃねーか!

 

ぜんぜん、ゆるす。

 

許すから、もっとグイグイ入ってきて、おじさんに爆乳を押し付けなさい デヘヘッ

 

と気味の悪いスケベジジーに化していたのだが、爆乳の弾力を味わえる時間は長くなかった。

 

波乗りに飽きたイルカ達が、スーッとスカしっ屁の様に消えてしまったからだ。

 

わたしは、最近気づいたのだが、オッパイの魅力に勝てない。

前歯と前歯の隙間が広かろうと、アゴがわれていようと、ハゲていたとしても、オッパイの谷間とポヨンとした感触があれば、全てを許すことができる。

その先が見たいという欲望に駆られている時間が萌え萌えキュンだ。

その先が見えた時点で、お腹がいっぱいになってしまう。

 

ちょっと話しが逸れてしまったけど、元に戻そう。

わたしは自慢じゃないが、イルカに触った経験もあるし、シャチに乗った経験もある。

オンナとデートする場所の定番として動物園を選ぶオトコだし、ちょっと気に入ったオンナなら水族館をチョイスする。

それくらい海洋生物に魅力を感じている。

 

ただ、野生の生イルカを近距離で見たのは初めてだった。

わたしは、両目とも白内障の手術済み。

だが、さらに白内障が進み、レーザー治療をしなければならないのだけど、放置している状態なので非常に視力が無い。

だから、離れた場所で、イルカにジャンプされても、興奮することができない。

だけども、そんなメクラの一歩手前のわたしが、大興奮できるほどに近距離で、イルカのほうれい線が分かるほどハッキリ見えた。

 

イルカに触ったことがあったり、シャチに乗ったことがあると言っても、所詮は餌付けで飼いならされた家畜でしか無い。

だけども、自然のイルカは、家畜とは全く別物で、いわば犬とオオカミの違いくらいある。

犬を見ても心踊らないが、オオカミの放つ殺気立った雰囲気には、男なら誰でも痺れるはず。

家畜化したイルカじゃなく、自然のイルカを間近で見れる機会は、神様からのギフト以外にナニモノでも無い。

 

綺麗すぎる海と、ネイティブイルカのショータイムという豪華すぎる南国コンボを堪能すると、そこはもうスリガオ港だった。

時間は午前10時。

1時間45分ほどの乗船時間だった。

 

スリガオ港は、ほかの港と違って、トライシクルやバンの客引きがいない。

客引きがいなければ、ストレスも無く静かで良いのだけど、わたしにとってみれば、情報をもらう人達でもあったので、いなければいないで困るものだ。

 

もう、ミンダナオに到着したのなら、あとは困ることも無いだろうと、港を出てスグの食堂に入ってみる。

 

なぜか緊張した空気が食堂に流れる。

スリガオ港なんて、外国人の客もたくさんいるだろうから、外国人には慣れっこなんじゃ無いかと思うが、逆に港関係者以外にメシを食う人もいないのだろうか?

 

意を決した感じで、食堂のオバさんがやってきた。

 

「アー ユー スピーク タガログ?」

 

マジかマジで言っているのか?

 

この地域のメインとなる言語はビサヤ語となるハズ。

アー ユー スピーク ビサヤ? なら納得もいくのだけど、イングリッシュでタガログ語を話せるか? とビサヤ語圏の人に尋ねられるとは

 

ミンダナオ島で交わした初めての会話が「アー ユー スピーク タガログ?」

衝撃的だ。

 

わたしは、オバさんの質問には答えず「イサン アンパラヤ、サカ、イサン タロン、サカ、イサン カニン。(ゴーヤ1つと、ナス1つと、ライス1つ)

メロン カヨ サバオ?(スープはありますか?)」

タガログ語でオーダーしてみる。

 

緊張の空気が流れる静まった食堂内で、5歳くらいの小さな子供がつぶやく。

 

「あっ タガログ語

 

それをきっかけに、食堂内に安堵の空気が流れ、奥からオンナの声で「アンパラヤ ダウ(ゴーヤだって!)」とバカみたいな声でゲラゲラ笑いだす声が聞こえる。

 

らっきょうが転がるだけで笑う女子高生くらい、いったい何がオモシロイのか分からないが、英語を話されなくて良かったということなのだろうか。

 

アー ユー スピーク タガログとわたしに聞いてきたオバさんが、引きつった表情から笑顔へと変わり、「タガログ語じょうずね」と褒めてくれる。

 

gamay lang(少しだけ)」

 

と、ほんの一握りだけ知っているビサヤ語を混ぜて返事すると、腹をかかえ、机を叩きながら、まさに爆発的に一同が大爆笑し、ヒーヒー苦しがっている。

 

ただ、話しただけで、ここまでウケた事は過去無いのだが、ミンダナオ謎すぎる。

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わたしは福岡県直方市生まれ、強盗、強姦、剛力

剛力は関係ないけど、強の字がつく犯罪率の高さから、修羅の国と称される福岡県。

父親が福岡県人なので、わたしの育ちが関東でも、なんとなく福岡の県民性は分かっている。

マンガの様な伝説を残す奴が溢れ、イカレ具合では全国でも有数の地域だ。

 

そんな地域の血がわたしに反映されているのかは分からないが、ミンダナオという地域においても、気性や性格などで特徴的な部分があるのだろう。

少なくとも、わすか160kmほどしか離れていないインファンタでマニラの人間性とは違うと感じる部分があった。

マニラから遠く1500kmも離れたミンダナオは、言葉だけでなく、人間的に違う特徴があって不思議で無い。

 

そんな手探り状態からスタートするミンダナオにおいて、「アー ユー スピーク タガログ」と言われたのは衝撃だったし、大してオモシロいことを言ったわけでも無く、笑われる様なことをした覚えもないのに大爆笑されたのは驚きだった。

 

さて、そんな感じでコミュニケーションを取ることが可能であると双方が分かったところで、わたしは港からバスターミナルまでの行き方を聞く。

歩いて行けるかと聞くと、皆がクチを揃えてムリムリと言う。

食堂でゴーヤ30ペソ、ナス15ペソ、ライス10ペソ、合計55ペソを支払うと、トライシクルに乗ってバスターミナルへ向かう。

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スリガオ リパタというのが、このエリアの名称らしい。

 

スリガオ港から近くのバスターミナルまでのトライシクル代金が100ペソほど。

連れて行ってもらった場所は、バスターミナルというか、バンの乗り場になっていて、ダバオに行くバスに乗るにはBUTOANという場所へ行く必要があるとか

バンに乗り、BUTOANという場所へ到着した時は、13時になっていた。

 

では、ここで恒例となった詳細報告をしよう。

54日(土) 22:00 家を出発

5日(日) 0:00 インファンタからバスが出発。

5日(日) 4:30 オルティガスに到着

5日(日) 5:50 バクララン到着

5日(日) 9:00 ねもとトラベル

5日(日) 12:00 クバオ到着

5日(日) 20:30 クバオからバスが出発

6日(月) 9:00 レガスピに到着

6日(月) 10:00 レガスピからバスが出発

6日(月) 13:30 マトノグ港に到着

6日(月) 17:00 マトノグ港を出発

6日(月) 19:20 アレン港に到着

6日(月) 20:00 バンでアレンを出発。

7日(火)  2:00 タクロバンに到着。

7日(火) 3:00 バンでタクロバンを出発。

7日(火) 5:00 サゴに到着

7日(火) 5:30 バンでサゴを出発

ーーーここまでが前回と前々回のブログーーー

ーーーここから今回のブログーーー

7日(火) 7:30 サン・リカルド港に到着

7日(火) 8:15 サン・リカルド港を出発

7日(火) 10:00 スリガオ港に到着

7日(火) 10:30 トライシクルでスリガオを出発

7日(火) 11:00 バン乗り場に到着

7日(火) 11:20 バン乗り場を出発

7日(火) 13:00 BUTOANに到着

7日(火) 13:30 BUTOANを出発

7日(火) ダバオシティに到着?

 

お金

5 0:00 バス 245ペソ

5 5:30 MRT 15ペソ

5 9:30 LRT1 20ペソ LRT2 20ペソ

5 20:30 バス 1,250ペソ

6 バス160ペソ トライ200ペソ

6 17 120ペソ ターミナルフィー30ペソ

6 20 バン 500ペソ

7 3 バン 200ペソ

7 5 バン 150ペソ

小計 1,000ペソ

合計 2,910ペソ

残り手持ち金 910ペソ

ーーーここまでが前回と前々回のブログーーー

ーーーここから今回のブログーーー

7日(火) 8:15 140ペソ ターミナルフィー5ペソ+17ペソ

7日(火) 10:00 食事 55ペソ

7日(火) 10:30 トライシクル 100ペソ

7日(火) 11:20 バン 150ペソ

7日(火) 13:30 バス?

 

13:30に出発するダバオ行きのバスに乗り出発。

この時、わたしの所持金は、きっかり500ペソ。

小銭入れの中には、センタボが入っているだけの状態で、全財産が500ペソとなっていた。

手持ち金が少なくはあったのだけど、マニラーインファンタ間が約250ペソだし、その倍の料金でも500ペソあれば余裕だろうと、特に料金をたずねることも無く乗車。

 

切符切りのコンダクターのお兄ちゃんが来た時に、「ダバオ エコランド ターミナル」と告げる。

この場所が出会い系のオバさんに指定された場所で、そこで待つと言われていた。

 

カチカチと切符に穴を開け、なんか金額を言われたけど、聞くことも無く、500ペソを差し出す。

切符切りのお兄ちゃんが何か言っている。

 

うん? なに?

えっ… 739ペソたけーな

つーか、ねーし

 

ついに資金切れとなったわたし。

かと言って、ヘソクリ的な隠してるゼニとか、そういうのも無い。

金目のモノも思いつかないし、たぶん持っていない。

 

もう、バスは動き出してるし

でも、持っていないモノは持っていない。

 

仕方ない。

500ペソのところで降ろしてくれ!」

と言ってみる。

 

切符を切ってしまった後だからなのか、切符切りのお兄ちゃんは、頭をポリポリしながら、ゴニョゴニョ言って困ってる。

そりゃそうだ。

これはバスであって、タクシーじゃない。

きっと、切符を切ってしまったら、その後チェックが入るから、不正を疑われて面倒なのだろう。

 

オレはいったい、どうすれば?

 

しょうがない。

いったい、ダバオシティまで何キロあるのか知らないが、歩くしかねーなと腹をくくって、「じゃぁ、ここで降ろしてくれ!」と頼む。

切符切りのお兄ちゃんは、頭をポリポリしながら、なんかゴニョゴニョ言ってる。

もう、動き出しているし、キップも切ってしまったからということなのだろう。

 

でも、わたしとしては、開き直って、500ペソのところで降ろしてもらうか、今すぐ降ろしてもらうかの選択を相手に委ねるしかない。

 

頭をポリポリするだけで、どうして良いか分からずキップ切りのお兄ちゃんが困っている様だったので、オレが金も持っていないクセにバスに乗ってしまった責任として、引導を渡してやろうと決意する。

荷物を持って立ち上がり、運転手に「ソーリー ワラン ペーラ アコ パーラン ポ(ごめんなさい。わたしお金無いです。降ろしてください)」と大きな声で伝える。

 

その時だった。

隣に乗っていたオバさんが、わたしの前に2,000ペソ出して、「彼の分もこれで払って」みたいなことを言ってる。

 

事態の収拾に困っていたキップ切りのお兄ちゃんは、その金に飛びついて、「オッケー マーム」とか言ってる。

 

わたしだけが、事態の飲み込みが遅い。

というか、何が起きたかは理解しているけど、降りようと腹をくくって立ち上がってしまったし、バス中に聞こえる声量で宣言してしまったし、どうするのが良いのか分からないでいる。

 

お金を他人に出してもらうのが申し訳ないし、カネが無い日本人なんて恥ずかしいから、さっさとバスを降りてしまいたい気分なのだ。

 

「だいじょうぶ、座りなさい」と優しく声をかけてくれる隣の席のご婦人。

 

言葉の問題じゃなく、日本語であったとしても、相手に何を言えば良いのか分からない。

どーでも良いことは、冗舌にいくらでも話せるクセに、こういう肝心な時にフリーズしてしまう情けないオレ。

 

「ありがとうございます」とありきたりな言葉以外に、何も言葉が出てこない。

 

気持ちというか、頭の整理が追いつかず、もし可能ならキップ切りのお兄ちゃんには、隣のご婦人にお金を返して頂いて、バスを降ろしてもらいたいと、この後に及んでもそう思っている。

 

数十秒か数分なのか時間の感覚が無くなるくらいに、頭の中でいろんなことを考えた後、眠りから覚めた後みたいに、ハッと気づく。

「あの、すいません

と言って500ペソをご婦人に渡す。

 

「いいのよ」みたいな感じで、お金を受け取ろうとしないご婦人。

 

ダメです。ダメです。

と言いながら、ご婦人のバッグに500ペソをねじ込むわたし。

 

「すいません。

それと、出してもらった分のお金を返したいので、連絡先を教えてもらう事はできませんか?」

とお願いしてみるわたし。

 

ダバオに到着したからといって、カネがあるわけじゃ無いし、だいたいダバオで会う人が本当に待っているのかだって分からない。

もし、ダバオで会う予定の人がいなかったり、連絡取れなくなったとしても、むしろ当然と言えば当然の結果。

例え、これが日本で日本人同士であったとしても、出会い系で知り合った人が遠くから来るなんて、気持ち悪くてバックれて当然だ。

だから、ご婦人にカネを返すとかの前に、バスを降りて以降、自分がどうなるかの保証も無く旅していて、わたしはそれをオモシロがっているだけ。

そんな誰かに理解されない、わたしだけの個人的なおもしろさの為に、ご婦人にお金を負担させることは、心苦しくてならない。

だから、返せるアテなんて無いけど、返せるカネを作ったら、返せるように連絡先を聞きたかった。

 

「わたしは、あなたに連絡先を教えたくありません」

とハッキリと断られる。

バス賃も持っていない外国人に連絡先を教えるのが気持ち悪いと思われたか、勝手にやったことだから気にしなくて良いという意味合いなのか、それともその両方なのかは分からない。

 

でも、カネを払わせた挙句に、気分を害する真似までするわけにはいかないので、食い下がることもできない。

 

ご婦人は優しく話しかけてくれる。

「フィリピン人はね、困った人がいたら助けてあげるの。

だから、気にしなくて良いのよ」

と言ってくれる。

 

格好いい格好良すぎて惚れてしまいそうだ

 

このご婦人の財布の中にいくら入っているのかは知らない。

もしかしたら、この後に使う予定のあったお金かもしれない。

そうで無かったとしても、大変な思いをして作ったお金かもしれない。

 

そう、いつだって、フィリピン人は気前が良いし格好をつける。

困った人を助けたいとか、頼られたら助けたいという気持ちがすごく強い。

そういう性格を利用して、ひたすら頼るだけの人、助けてもらうだけの人もいる。

そんなの分かっていたって、カネを作れるヤツはカネを作り、皆にカネをばら撒く。

 

オレに、隣のご婦人と同じことができるのだろうか?

例え、財布の中に1,000ペソが10枚あっても、例え100枚入っていたとしても傍観者だったと思う。

なぜなら、わたしは日本人だから

 

カネが無いならバスから降りて歩けば良いと思う。

それは自分に対しても、他人に対しても。

お金をあげて助けてあげようという発想は生まれない。

なぜなら、わたしは日本人だから

 

自分が助けてもらったから強く思うけど、今回の件がある前から思っていた。

見返りなしで人を助けてあげるの見て、格好いいなぁって。

思っているけど、自分がと考えたら、行動にうつすことはできない。

なぜなら、わたしは日本人だから。

これからも、きっとフィリピン人の様にはなれない。

三つ子の魂百までは真実だ。

 

何が、良いとか、悪いとか、そういう事じゃない。

わたしは、フィリピン人のそういうところが、格好いいと思ってしまう。

わたしには無い能力で、これからも得られない能力で、自分が持っていない能力を魅力的と思う様に、人は作られているのだと思う。

 

わたしはフィリピン人の格好良さに痺れたのと、バスの中でカネ無い宣言して恥ずかしいのと、などなどの複雑な心境で涙をポロポロと垂らしてしまった。

 

隣のご婦人は、わたしのバス代の不足分239ペソを支払ったことで、外国人は涙を流して喜んでいると思ったことだろう。

 

フィリピン人には、永遠に理解されないかもしれないが、日本人は正当な報酬として得たカネ以外に喜びを感じる事はない。

情けなさや、恥ずかしさや、蔑まされた感に対して、涙を流しているわけだけども、例え隣のご婦人が喜びのあまり日本人が涙を流していたと感じても、そう思ってもらって構わない。

それは見ず知らずの人に、バス代239ペソを支払ってあげた者としての、当然の権利である。

 

逆にわたしは、バス代239ペソ不足分を支払えなかったペナルティとして、目的地に到着するまで、辱しめを受けなければならない。

フィリピン人同士で話す会話が聞こえる度に、自分のことを話されている気がする。

隣のご婦人に何か気の利いたことを言ったり、やったりしてあげたいけど、何も浮かばないし、何もできない。

息苦しい車内での滞在を余儀なくされる。

 

739ペソなんて高い料金を請求するだけあって、それなりに距離があるのだろう。

13:30に乗ったバスだが、17時になっても、18時になっても、なかなか到着しない。

 

もし、バスを降りて歩いていたら、どうなっていたのだろう。

3時間歩いても、わたしの足では10キロ程度しか進まない。

寝ずに歩いても23日かかったかもしれない。

そんな途方もなく長い距離をバスで走った。

 

そして、ついに目的地に到着する時がやってきた。

時間は20時をまわっていた。

13:30から出発して、6時間半のバスを経て、ついにダバオシティに到着する。

 

バスを降りてフラフラする。

長距離移動の疲れもあるだろうけど、それ以上に239ペソのバス代が足りなかったことで、精神的苦痛を味わい、気疲れしてしまったからなのだろう。

 

そのまま歩道にしゃがみこみ、タバコに火をつけ休憩する。

 

その時だった。

oi(オイ)と声をかけられる。

 

ギクッ またも、やっちまったかと体育座りしている股の間で、コッソリとタバコを消し、寝たフリをしてみる。

寝たフリというのも強引なのだけど、もうどうして良いか分からなかった。

 

ガシっと肩を掴まれたので、観念して恐る恐る顔をあげてみると、そこには出会い系のオバさんがいた。

 

わたし「ハロー クムスタ」

 

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サバイバルダンス! 奇跡を起こして海を渡る!

わたしの頭の中で、妖怪ババーに言われた「100パーセント、ダバオに行けない」が思い返される。

飛行機やバスなど全ての手段が閉ざされ、ならば1,500kmの超ロングホールをアイアンで刻むごとく、進めるところまで進み、あとは現地で対処するという作戦も、失敗に終わるのか。

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わたしはルソン島の最南端にあるマトノグ港で、完全なる足止めを食らっていた。

連れもいない身1つなので、どうにでもなるとタカをくくっていたけど、無知だからこそ無茶が出来ても、無茶の限界もここまでなのかと思われた。

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だけども、こういう場面での潔さは持ち合わせていない。

正攻法がダメなら、何か裏技は無いかと考える。

船なんて乗船するまでが問題だから、なんとか潜り込む方法があるんじゃないかと。

 

人混みに紛れて、ササッと紛れ込んで船に乗り込んでしまうとか

うーん、意外にフィリピン人は、無駄な正義感を持っている奴がいるから、取っ捕まると厄介だな。

 

バスの下に張り付いて、船に乗船しちゃうとか

ジャッキーチェンの映画の見過ぎだな。

そもそも、そんな体力無いし、スーツケースどうするんだ? ってなる。

 

チケット売り場の近くのチンピラが言ってた。

500ペソ払えば、チケット取ってやると

裏技を使えば乗れるのは間違いない。

でも、500ペソなんて裏金を払う資金力は持ち合わせていない。

 

協力者を見つけようと考え、港周辺の飲食店を見てまわる。

 

ここはガキが店番やっているな

 

ここはおじいちゃん

 

うん? おじいちゃん?

港近くで長く店を営んでいるなら、それなりに人間関係があるだろう。

とりあえず、おじいちゃんの店でハロハロを注文する。

 

なんだけど、ハロハロが通じない。

もしかしたら、私の発音がLRが反対になっていて通じないのだろうか

 

見かねた隣の店のオンナが「ハロハロだってよ!」と、おじいちゃんに大きな声で教えてあげている。

 

ダメだ

オレの発音の問題があるかもしれないけど、それ以上におじいちゃんモウロクし過ぎている。

こんなのアテにならない。

 

声を張り上げ協力してくれたオンナと話してみようかと様子を伺うも、ゴツいダンナがいて、クソ暑い中でも関係なく、ジャレたネコの様にアマイ アマイ コミュニケーションに酔いしれている。

 

時間の無駄にしかならないので、これっぽっちも美味しくないハロハロを半分残し、次の店を探す。

作戦としては、1軒・1軒の店の前をチンタラと歩き「アンタ日本人?」みたいな形で、声をかけてもらうのがベスト。

なんだけど、外国人のわたしと、誰も目さえ合わせようとしない。

目が合ったと思っても、ソッコーで目線を外され、仕事しているフリをされてしまう。

 

次に入った店は、わたしより少し年上、50手前くらいのオバさんがやっている食堂。

ここも目も合わせてくれないけど、とりあえずロイヤルを注文。

 

ここで飲んでも良いか? と聞く。

いいよと返事が来る。

 

タバコ吸って平気か? と聞く。

大丈夫だと返事が返ってくる。

 

タガログ語上手だねぇアンタ ナニジン?」

と、ついに向こうから質問が来る。

 

せっかく相手からボールを投げてくれたのだから、キャッチボールが続くようにしないと!

「日本人だよ。目が無いでしょう?」

と返事をする。

 

オバさんは笑いながら

「無いんじゃなくて、小さいだけでしょ!」

と突っ込んでくれた。

 

このオバさんのツッコミは、わたしが言わせた言葉ではあるのだけど、ノリが悪い人はフッと笑ったフリをして、会話を終了させてしまう。

 

すかさず、わたしは相手に喋らせるために質問をする。

「日本にフィリピンの人、たくさんいるよ。お姉さんも日本行った事ある?」

返事など聞かなくても無いのは知っている。

行ったことがある人は、自分の知っている日本の情報をこれでもかとぶつけてくるからだ。

それでも、あえて共通の話題が作れるネタを振る。

 

「わたしは行った事ないけど、親戚で日本で結婚して暮らしている人がいるよ」

キタ!コレ! 親戚の多いフィリピン人は、親戚の誰かが日本に行ったことがあったり、結婚していたりする率が非常に高い。

 

わたし「フィリピン人は優しい人が多いから、日本人に人気あるんだよ。

日本人のオンナもピノイと結婚してる人、いっぱいいるしね!」

まず、フィリピン人は優しい人が多いという言いまわしにしたのは、フィリピン人は優しいと断定的な言い方をすると、悪い人もいるから気をつけなさいという話しに絶対なるからだ。

それと、スケベジジーがピナイに騙されて結婚しているというイメージがわかない様に、日本人のオンナもという話しを付け足す。

実際には、ピノイと付き合っている日本人のオンナを知らないので、ピノイと日本人女のカップルが多く存在するかなんて分からない。

ただ、フィリピン人は優しいという事を印象づけ、遠回しにわたしを助けてくれる様に仕向けたかったわけだ。

そのために、飲みたくもないロイヤルをわたしは飲んでいる。

 

わたし「さっき、チケット売り場に3時間並んでいたんだけど、買えないし、疲れてアタマが痛くなっちゃった」

とメインの話しを切り出す。

 

オバさんは、フェリーに乗るバス会社が乗船するチケットを買い占めているから、普通の乗客には、なかなかチケットが回ってこない。

などと、他で聞かされたのと同じ話しをすると、夜に売るであろう料理の仕込みを始めてしまった。

 

オバさんは忙しそうに仕事を始めだしたし、ロイヤルも飲みきってしまったし、寝床があるわけでも無いし、途方もなくチケット売り場でチケットが取れる時まで並ぶしかないかなぁと諦めた時だった。

 

店に顔馴染みぽい雰囲気で入ってくる客がいた。

オバさんは、その男の肩にヒジを乗せ、この外国人は日本人なんだけど、1人で旅行してて、船のチケットが取れなくて可愛そうだから、どうにかしてあげれないか? と言ってくれている。

 

男はわたしに名前を書けとメモの切れ端を出して、わたしがそこに名前を書くと、ちょっと待ってろと言い残し、すぐに店を出てしまった。

 

ポカンとしていたわたしに、オバさんが説明をしてくれる。

男は、オバさんの甥っ子で、レイテでバンの運転手を仕切る仕事をしているのだそうだ。

その関係でなのか、船の事務所にも顔がきくらしく、バスの乗員名簿にわたしの名前を追加できる様にチャレンジしてくれるとか。

 

数分後に男は帰ってきた。

わたしに船のチケットをくれる。

わたしはチケット代金120ペソを男に支払う。

 

17時に出発する船だと言う。

時計を見ると16:50だ。

港のタックス30ペソを別に払う様に言われ、急いでスーツケースを転がして船に向かう。

 

定刻から5分遅れで船は出発した。

この船はいったい、どこに行く船なのだろう?

だけども、わたしはバスの乗客ということになっているので、自分がどこに向かうバスに乗っているのか、知らないのもオカシイ話しなので、船員にどこ行きの船なのかを聞くこともできない。

まぁいい。

奇跡が起きた。

というか、起こした。

 

わたしは取れないチケットを裏金無しの裏技で手に入れ、ついにルソン島を飛び出した。

この、カネでは決して買えない経験が刺激的すぎて、貧乏であることに恐怖を覚えるどころか、ワクワク感を感じる様になってしまったのも、わたしが貧乏なままの理由でもあるのだろう。

こうして少年は大人になっていくんだなと、シミジミ感じた45歳だ。

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ところで、わたしは1日うんこをしていない。

必ず朝に用を足す体質になっているのだけど、連日の長時間バス移動で、身体のリズムがおかしくなったからなのか、経費削減でロクにメシを食っていないからなのか、珍しく夕方までうんこをせずに過ごしてしまった。

すかさず、船にあるトイレをチェックしてまわる。

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船の便器は、座るタイプの便器になっておらず、床がくり抜かれたタイプの、いわゆる和式タイプで金隠しの部分がついていない。

フィリピン人が、そのタイプの便器では用を足せないからなのか、恐ろしい状態になっているトイレが無い。

 

ただ、船が右に左にと、大きく揺れる。

昔、小学生の低学年だった頃、地震の揺れを体験できる車というのが学校に来て、グラグラ揺れる部屋の中でテーブルの下に潜り込むという体験をしたのを思い出す。

それの、うんこバージョンか

 

とりあえず、出すものを出す。

ここまでは問題ない。

ただ、和式トイレのタイプで、ケツを水で流しながら洗うのが初体験だ。

フィリピンという環境に合わせたわけでは無いのだが、フィリピン人と同様に、わたしも腹が出ているので、和式トイレで用を足すと、お相撲さんが見張って・見張ってとやっている感じになる。

加えて、胴が長くて、リーチが短い。

そんな中で、かなりゆっくりとは言え、大きな横揺れがある。

地に足をつけたまま、四股を踏んでいる気分だ。

着ているものは濡れない様に全部を脱いで用を足しているのだけど、さほど汚くないとは言え、靴を脱ぐ事だけはできなかった。

あまり、ビシャビシャにしてしまうと、うんこ水で濡れた靴を履き続けなくではいけなくなってしまう。

また、左右に大きく揺れている中で、ちょうど水平のラインにきているタイミングで、ケツに水をかけないとならない。

傾いている時に水をかけてしまっては、太ももをつたって、靴まで水が流れ込むのが容易に想像できるからだ。

 

四苦八苦しながらも、ケツを水で洗い流している時に、ふと気づく。

なんか水からニオイがする?

恐る恐るニオイを嗅いでみると、それは海のニオイ。

タンクに出しっ放しで出ている水の正体は海水であった。

それに気づいてしまったからなのか、どうも肛門様がヒリヒリする感覚がある。

 

ノドが痛い時には、塩水でウガイをすると良いとは聞いたことがあるけど、海水には大腸菌が大量にいるとも聞いたことがある。

大腸に大腸菌が入ると、どうなるのだろうか? などと考えながら、海水でケツを洗い流す。

なんだか、海水特有のベタベタする感覚があるのだけど、汚水にまみれた地獄の様なトイレで用を足すよりも、よっぽど良いので仕方ない。

 

そんなことをしている間に、夕焼けで陰影のある芸術的な美しさの島が見えてきた。

Samar島だ。

島に到着したのは19:20

あたりは、すっかり暗くなっている。

どうやら、わたしはAllen(アレン)という港に流れ着いたらしい。

 

わたしが次に目指すのは、レイテ島のTACLOBAN(タクロバン)という町。

アレンという港から、直で1番遠くまで行ける町がタクロバンという町だったからだ。

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実は、クバオを出て以降、ほとんど情報収集をせすに動いた。

それは、どこかに宿泊しているわけでは無かったので、スマホの充電が少なくなっていたからでもある。

すごい田舎の道や海の上では、圏外となっている場合も多く、繋がっても3Gでは、大した情報も得られないのに、スマホの充電だけは順調に減ってしまう。

もし、どうしてもスマホを使わなければいけない時に、充電が無くなっていたら、大きな問題を抱える事になってしまう。

それと、充電がゼロになってしまったら、大きな不安を抱えてしまいそうなので、電源を切ったままにしておいた方が、むしろ安心なのだ。

だから、次にどこへ向かうべきかは、わたしが最終的にダバオに向かいたい旨を伝えた上で、複数の人に聞く。

町の名前を言われても、初めて聞く名前だと忘れてしまうし、上手に発音出来ないので、スペルを聞いて確認するようにしていた。

 

そうして、目標地となったタクロバンは、レイテという島にある町らしい。

でも、わたしが船で上陸したのはサマール島

この島と島の間が、いったいどうなっているのかは謎だ。

地図で見る限りだと地続きになっているのだけど、それならば島の名前が違う理由が分からない。

イメージすると橋がかかっているのかもしれないけど、そのあたりが良く分からないまま、タクロバンに到着した。

 

タクロバンに到着したのは午前2時。

真夜中だったので、サマール島とレイテ島の境目がどうなっているのかが見えないのはモチロン、サマール島の景色はまさに闇の中だった。

 

タクロバンだと言ってバンを降ろされた場所は、小さなロビンソンデパートの前にあるバスターミナル。

時間帯も関係あるのか分からないが、数分おきにバスが入ってくる割に、降りる人がいても乗る人は存在しない。

もし、ダバオ行きのバスがあったら乗せてもらえるか交渉してみようと、しばらく眺めていたのだが、どれも反対方向のルソン島方面に行くバスばかりだった。

 

バスが駐車するスペースと、チケットを売る建物を挟む形で反対側にバン乗り場がある。

そこでミンダナオ島のスリガオ港へ行ける船が出てる町に行きたいと交渉するも、タクロバンから直で出ているバンは無いと言われる。

 

とりあえずSOGOに行けと言われる。

SOGO ホテルSOGO

たしかに長距離移動が続いて、異常に疲れてはいるけども、残念ながらホテルで休むカネなど無い。

ロクにメシも食っていないので、さっさと目的地に到着しないと、飢え死にしてしまう。

確認すると、ホテルSOGOでは無いようだ。

SAGODという名前の町があり、そこから港に行くバンが出ているのだと言う。

バンに乗り込むと、すでに先客がギッチリと詰まっていた。

深夜3時にSAGODに向けタクロバンを出発。

 

5時にSAGODに到着。

そこから、レイテ島の最南端にあるSAN RICARDOという町を目指すのだそうだ。

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さて、ここで恒例の? 活動報告。

54日(土) 22:00 家を出発

5日(日) 0:00 インファンタからバスが出発。

5日(日) 4:30 オルティガスに到着

5日(日) 5:50 バクララン到着

5日(日) 9:00 ねもとトラベル

5日(日) 12:00 クバオ到着

5日(日) 20:30 クバオからバスが出発

6日(月) 9:00 レガスピに到着

6日(月) 10:00 レガスピからバスが出発

6日(月) 13:30 マトノグ港に到着

ーーーここまでが前回のブログーーー

ーーーここから今回のブログーーー

6日(月) 17:00 マトノグ港を出発

6日(月) 19:20 アレン港に到着

6日(月) 20:00 バンでアレンを出発。

7日(火)  2:00 タクロバンに到着。

7日(火) 3:00 バンでタクロバンを出発。

7日(火) 5:00 サゴに到着

7日(火) 5:30 バンでサゴを出発

 

お金

5 0:00 バス 245ペソ

5 5:30 MRT 15ペソ

5 9:30 LRT1 20ペソ LRT2 20ペソ

5 20:30 バス 1,250ペソ

6 バス160ペソ トライ200ペソ

小計 1,910ペソ

残り手持ち金 1,800ペソ

ーーーここまでが前回のブログーーー

ーーーここから今回のブログーーー

6 17 120ペソ ターミナルフィー30ペソ

6 20 バン 500ペソ

7 3 バン 200ペソ

7 5 バン 150ペソ

小計 1,000ペソ

合計 2,910ペソ

残り手持ち金 910ペソ

 

レイテ島最南端の港、目的地サンリカルドに到着したのは午前7:30

上の活動報告を見ても分かる通り、すでにフィリピンにおける最高額紙幣である1,000ペソ冊を持っていない。

6日にクチにしたのは、ハロハロとロイヤルだけ。

これらは小銭(コイン)で支払いしていて、小銭入れの中の金額まで把握していなかったので、手持ち金は約をつけて表示している。

 

満身創痍、横になって休むことも無く、飲まず食わずのわたしが、1,000ペソも持たずにミンダナオ島に渡り、無事にダバオまで到着することができるのか?

そして、まだ1度も出会った事の無い、出会い系サイトのオバさんは、本当にスッポかずに待っているのか?

 

いよいよ次回の号では、インファンタから1,700キロ、3,000ペソ(実際には4,000ペソちょっと欠けるくらい)の旅が完結するぞ!

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フィリピン人を凌ぐ見通しの甘さ! 八方塞がりとはこのことか?

バスもダメ、飛行機もダメ、旅行代理店もお手上げ。

わたしはダバオに行く予定で、マニラにやってきたのだが、どこに向かえば良いのかも分からない。

 

とりあえず一服して考えるかと、タバコをふかしていると、一台の原チャリがスーッと現れて、わたしの前で止まる。

そして、わたしに話しかける。

 

「ボス  ここはタバコ吸っちゃダメなんですよ」

 

ボスってオレのことか? 周りに人いないし、タバコ吸ってるし

わたしに話しかけたおっさんを良く見てみる。

クビからIDみたいなのをぶら下げている。

 

「マニラは公共の場所が禁煙って知らない? 

とりあえずID見せて?  

今からわたしはチケットを切りますので、後日これを持ってシティホールに行って支払ってください」

 

どうやったらダバオに行けるのかを考えていたけど、急にヤバイ状況になったようだ。

それも自ら、ヤバい状況を作ったようだ。

 

オッさん本物かよ?

ヤベ、やっちまった。

考え事をしていたとは言え、あまりに不用心だった。

 

過去かつて無いくらいにPO(ポ)をつけた丁寧語のタガログ語で、ひたすら謝り倒す。

だって、カネ無いから、罰金なんて支払えない。

 

オッさんは、わたしの話には耳を貸さず、自分の言いたいことばかりを矢継ぎ早に話す。

スマホを開き「ここに書いてある通り、最初は警告で3,000ペソ。

また捕まったら、次は4,000ペソ。

その次は5,000ペソって増えていくから」

などと言いながら、白バイ隊員がキップを切る様に、わたしのIDを見ながら、チケットに記入していく。

 

困ったと思いながらも、半分諦めつつ、オッさんに話しかけてみる。

 

わたし「この罰金を支払わなかったら、どうなりますか?」

 

オッさんは手錠をかけられたポーズを見せる。

 

しょうがない、一か八かのウソをついてみるか

もし、失敗して、彼の逆鱗に触れたら、どうなってしまうか分からないけど、罰金を支払えなければ逮捕と言うなら、早かれ遅かれだなと決意して、オッさんにウソの話しをしてみる。

 

「ボス わたしは、明日の夜に、日本に帰る予定なんです。

日本に帰った後に、どうやって支払えば良いですか?」

 

オッさんの手が止まって、わたしの方を見る。

「そんなの知らないよ。わたしの仕事じゃない」

「わかった。今回は見逃してやるから、わたしにジョリビを奢りなさい。

いくらなら今払えるんだ?」

と話しが切り替わり、罰金のチケットから、オッさんへの裏金で話しを済ませる雰囲気に流れが変わった。

 

わたしはポケットから小銭入れを取り出す。

電車やバス、トライシクルに乗るのに、大きなお金が入っている財布を取り出すのは面倒だから、わたしは小銭用の財布を持って歩いている。

 

小銭入れに入っている小さな紙幣なら、全部取られても良いと思っていたが、小銭入れの中にはコインしか入っていなかった。

とりあえず、小銭入れの中身を手に出して、オッさんに見せる。

 

わたし「これで全部です」

 

オッさん「シノガリ カ!」(オマエ ウソつき!)

 

そりゃそうだ。

マニラをスーツケース持って歩いている外国人が、コインしか持っていないなんて、信じられるわけが無い。

 

たどたどしいタガログ語を使って、本当であると訴えるわたし。

「カガビ カサマ マッサージ ババエ(昨日の夜、マッサージ嬢と一緒にいました)

シヤ アリス タポス ワラ ウォレット コ(彼女が去ったあと、わたしの財布はもうないです」

 

オッさんは、きっとわたしの言い訳がバカバカしいと思ったのかもしれないが、呆れて笑っていた。

 

オッさん「オマエはジョリビを買うカネも無いのに、タバコを買うカネはあるのか?」

と、途中まで書いていたペナルティのチケットを破りながら、わたしに聞いてきた。

 

わたし「ボス、ジョリビ、ワンハンドレッド プラス(ジョリビは100ペソ以上します)

ヨシ イース ラン(タバコは6ペソだけ)

 

もうカネにならないと諦めたのか、オッさんは出していた書類を片付けて、バイクに乗って何も言わずに去っていった。

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こうして、わたしは不必要に発生したピンチをくぐり抜ける。

だけども、本当のピンチは何も解決していない。

 

携帯をチェックすると、ダバオのオバさんからメッセージが来ている。

Philtranco(ダバオ直通の路線を持つバス会社)は、パサイの他にクバオにもあるから、そこに行きなさい。

と書いてある。

ネットで調べると、たしかにアドレスは出てくる。

 

でも、バクラランがSOLDOUTなのに、クバオはバスがあるとか、そんなの無さそうな気がするけど

でも、ここはフィリピン。

そんな奇跡があるかもしれない。

どうせ、どこに行くべきか悩んでいたので、クバオに行ってみよう。

 

というわけで、電車に揺られ、クバオに到着した。

グーグルマップを見ながら、会社がありそうなところをウロウロ歩くのだけど、地図が指し示す場所はガソリンスタンドになっている。

 

道路に座っているお兄ちゃんに「Philtrancoはどこ?」と聞いてみる。

お兄ちゃんは「パサイだよ」と返答する。

 

それなら、さっき朝一番に行ってきた。

わたし「ここのPhiltrancoは? クローズしたの?」

 

お兄ちゃん「そうだよ。パサイしか無いよ」

 

マジか

遠い昔の情報が、ネットから削除されずに掲載されていて、それを鵜呑みにして電車賃払って、やってきたわけか

 

マニラの中心エリアを走る電車は、LRT1LRT2MRTとあり、東京で言うとこの山手線の様に、ぐるっと三角形に一周している。

私は午前中をかけて、全ての電車に乗り、ほぼ一周した。

だけども、何も話しが進んでいない。

 

そんな途方に暮れている私の目の前に、バスターミナルが現れる。

クバオは、パサイと同じ様に、町の中に多くのバスターミナルが点在している。

 

行き先を見ると【レガスピ】と書いてある。

地図を見ると、ルソン島の南の町で、海を渡れば、サマール島やレイテ島が目と鼻の先だ。

 

これ乗ろう!

 

あとは現地行けば、どうにかなるだろう。

マニラをウロチョロしても拉致があかない。

ダバオは、マニラから1500キロも離れている。

少しでも前に進んだ方が良いだろうという安易な発想で、チケット売り場に行く。

 

レガスピ行きで取れたチケットは午後9時の出発。

夜通し走ってもらう方が、宿泊代を浮かせられるので、ありがたい。

バス代だけで1250ペソもする。

予算的に大丈夫か心配だが、そのあといくらかかるのか見当もつかないので、心配しても意味が無い。

 

というわけで、正午から21時の出発まで、カネを使わずに、暑さから身を隠し、時間を潰さなければならない。

 

私が向かったのは、恋人達の溢れるホテルSOGO

クバオ店もたくさんの家族や恋人達が、ウェイティングエリアで部屋が準備されるのを待っている。

 

私はチェックインしないくせに、ウェイティングエリアでウェイティングする。

ホテルSOGOのウェイティングエリアは、エアコンが効いていて涼しい。

フィリピン人は、人に対して、それが客であっても、興味関心が無いので、私がチェックインを待っていないのに、ウェイティングエリアにいることに気づかない。

気づいているのかもしれないが、一切気にしない。

私は大きなスーツケースを持っていたので、見た目には完全に旅行者で、ウェイティングエリアで待っている姿が不自然じゃ無い。

 

1時間前にバスターミナルに向かった。

30分前には全ての客が乗車していたからなのか、定刻よりだいぶ早く20:40に出発する。

フィリピンで定刻より早く出発する経験を始めてした。

 

バスは料金が高いだけあって、座席が広く作られており、新幹線のグリーン車みたいだ。

車内にはトイレまでついている。

だからなのか、約12時間の移動中、運転手が立ち小便をする以外の休憩が無い。

 

翌朝午前9時にレガスピに到着する。

SMレガスピの前がバスターミナルになっていて、そこで降ろされる。

私は朝、決まってうんこをするので、SMに入って用を足したかったが、SMのオープンは午前10時。

バスターミナルのトイレをのぞいてみるも、まるで人が殺された現場みたいになっていて、ちょっとうんこがへっこんでしまう。

 

バスターミナルで、私がサマール島に行きたいと聞き込みをすると、マトノグ港という場所から船が出ていると情報をゲットする。

1時間ほど待ち、ちょうどSMのオープン時間である午前10時にマトノグ港へ向けてバスが出発。

 

なんだけど、バスはマトノグ港に行かない様で、ターミナルでも無ければ、町でも無い、見渡す限り、サリサリストアが2軒あるだけの道路沿いで降ろされた。

マトノグ港に行く人は、その場所で降ろされ乗り換えるらしい。

 

アマゾン川に入った家畜がピラニアに食いつかれるかのごとく、わたしがバスを降りると、ワラワラとトライシクルのお兄ちゃんが営業にやってくる。

 

チョイスとしては2つ。

トライシクルに乗るか、ジープを待つか。

ジープは数時間に1本、いつ来るかは分からないとのこと。

 

ジープがほぼ来ないという言葉が、決してウソでは無いだろうと思うくらいに、辺鄙な場所なので、チョイスとしてはトライシクル1択だ。

 

レガスピのバスターミナルから乗ったバス代金が160ペソと高額だったのだが、このトライシクルはさらに高額な200ペソとか言っている。

 

わたしは交通費が足りなくなるのを恐れて食事も取れないでいるというのに、200ペソの出費は大きい。

でも、港までは、18キロほどあると言う。

トライシクルでも30分から40分くらいはかかる距離。

軽く山道になっている。

さらに、田舎なので、圏外でグーグルマップが使えず、歩きの選択肢ができない。

そんな状況なので、トライシクルの兄ちゃんは強気な交渉で、とても値引きには応じなそうだ。

泣く泣く200ペソを支払い、トライシクルに乗せてもらう事にする。

 

そして、遂にわたしは、ルソン島の最南端の町であるマトノグ港に辿りついた。

 

さて、ここまでの流れを振り返ってみよう。

54日(土) 22:00 家を出発

5日(日) 0:00 インファンタからバスが出発。

5日(日) 4:30 オルティガスに到着

5日(日) 5:50 バクララン到着

5日(日) 9:00 ねもとトラベル

5日(日) 12:00 クバオ到着

5日(日) 20:30 クバオからバスが出発

6日(月) 9:00 レガスピに到着

6日(月) 10:00 レガスピからバスが出発

6日(月) 13:30 マトノグ港に到着

 

お金の方

5 0:00 バス 245ペソ

5 5:30 MRT 15ペソ

5 9:30 LRT1 20ペソ LRT2 20ペソ

5 20:30 バス 1,250ペソ

6 バス160ペソ トライ200ペソ

小計 1,910ペソ

残り手持ち金 1,800ペソ

 

こうして振り返ると旅が終わった気もするのだけど、まだルソン島も出ていないし、インファンタから数えて700キロほど移動しただけだ。

あと約1,000キロほど離れているのだけど大丈夫だろうか?

 

マトノグ港から出発するフェリーに乗るチケット売り場に並ぶ。

わたしの前には、10人ほどが列をなしている。

1時間ほど並ぶが、わたしは変わらす10番目。

前が一向に進まない。

 

1時間半ほど並んだら、わたしの順番は8番目になった。

でも、先頭は変わらない。

単純にギブアップした人間の数だけ前に進む。

 

2時間ほど経過した時、わたしの順番は5番目になっていた。

でも、先頭は変わっていない。

ギブアップする人間が、また現れただけのこと。

 

2時間半ほど並んだ時、遂にその時がやってきた。

ガマン大会で負けるわけにはイカンと、根性で直射日光を浴びながら立ち続けてきたけども、遂にわたしの心が折れた。

2時間半ほど並んでも、先頭の人間が全く変わらなかったからだ。

 

13:30から並び続けて、すでに16:00

いったい、何がどうなっているのかも不明なままだ。

 

いったい、どうすれば?

 

わたしは、チケット売り場の近くで、タバコをふかしているチンピラの様な男に話しかける。

 

わたし「2時間半並んだけど、列が進まないのは何故?」

 

チンピラ「チケットがないから」

 

わたし「どうしたら、チケットとれる?」

 

チンピラ「500ペソで、チケット取ってやるよ」

 

わたし「考えてみる」

 

このチンピラの他にも何人か話しを聞いてみたのだが、どうやらフェリーにはバスも乗ることが出来るため、バス会社が事前に乗客数分のチケットを抑えているらしい。

個人で乗る分にはチケットがまわらず、チケット売り場に並んでも購入できないまま待ち続けている状態なのだ。

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フェリーに乗る客をターゲットにした土産物屋や飲食店はたくさんある。

だけど、それだけ。

見渡す限り、わたしが座るスペースさえ見つけられない。

 

今更、引き返そうにも、有り金から計算すると、引き返す事もできない。

 

いったい、どうすれば?

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