私のフィリピン結婚ビザ13A取得体験
イミテーションワイフとの2泊3日の旅行内容については、まぁ色々あったけど、ブログにするほどのオモシロさも無いので省略。
帰りも、ホーリーウィークという事でバスが運休し、100キロ以上の道のりをトライを乗り継ぎ帰るなど、それなりにエピソードもあるのだけど、SO WHAT? Kaya Ano?な感じで、ただ大変だったという苦労話で面白くもないので省略。
2泊3日のバケーションを味わった結論としては、ホーリーウィークは大人しく家にいる期間だと知った。
まぁ日本のゴールデンウィークと変わらないですな。
さて、ホーリーウィークの週は、大人しくインファンタに籠って、翌週に私のビザチェンジの作業に動き出す。
ホーリーウィークの週明け月曜日は、バスが恐ろしく混んでいそうなのでパスして、月曜日の深夜に出発、火曜日からの動き出しだ。
予定としては、午前5時までにマニラに到着して、書類をゲットするために並ぼうと思っていた。
提出書類に必要なPSAという役所で発行の婚姻証明書がいるからだ。
市役所からもらった婚姻証明書は持っているのだけど、たぶんPSAが発行する書類を持ってこいと言われるだろうと予測してのこと。
ただ、この書類の発行場所について、オレとイミテーションワイフの意見が割れる。
とは言っても、オレは外国人で、何かを知っているわけじゃ無く、インターネットで調べたPSAという機関の住所がケソンシティにあると話す。
だけども、イミテーションワイフは、サンタメサに書類が取れる場所があると言い張り、誰だか親戚に確認して書類の取得が出来た事を確認する。
なので、イミテーションワイフの主張通りにサンタメサの書類が取れる場所に行くのだが、午前5時前からご丁寧にガードのオンナが出てきて、ここは閉鎖されたのでケソンシティに行ってくださいと言い、場所の書いたチラシをくれる。
もし、私が1人で動いていたならば、疑う事も無くダイレクトにケソンシティに向かっていたのだが、フィリピン人妻の妨害にあって、無駄な移動を午前5時前からする事になる。
みんな何も知らないのに、聞かれれば知ったかぶりして答えるのだから、誰かに聞くのはやめろと移動中にイミテーションワイフに説教する。
なんとか、午前6時過ぎにPSAに到着するも、営業開始2時間以上前なのに長蛇の列。
一体何の書類を取りたいのか知らないけど、バカみたいな数でフィリピン人が並んでいる。
サンタメサで書類が取れるなどと言う、ガセ情報に振り回されなければ、もっと前の方に並べていたのに…
大人しく列の最後尾につき並ぶのだが、まだ施設の営業開始には数時間もあるのに、数分おきに数メートルづつ進んでいく。
謎だ? 何故オープンしていないのに、なぜ列が前に進む?
しばらく前に進むと、その理由を知る。
前日にフィリピン全土を襲った地震があった影響で、PSAが休みになるという噂が飛び交い、その噂を信じた者が列を離れ帰宅しているから、少しづつ列が進んでいるのだ。
「噂」と「情報」の区別がつかないイミテーションワイフも、その噂を聞き、「ねぇ、どうする私たち どこ行く?」とか言ってる。
ふざけんな、昨日の深夜から長距離バス移動をして、旧PSAの施設に寄り道して、ようやくたどり着いたのに、そう簡単に引き下がれるか?
わたし「んで、休みって誰が言ったの?」
イミテーションワイフは、列の前に並んでいる人間を指して、みんなが言っていると。
わたし「みんなはPSAの人間じゃ無いでしょ? なんで、みんな帰らないの?」
と矢継ぎ早に質問して、噂に右往左往するイミテーションワイフに対するイラダチをぶつける。
それから数分後、PSAのガードマンがゲート前で説明し出して、噂がホントになった。
マジか… フィリピンではちょっと大きめの地震が来ると、その翌日はガバメントの機関がお休みになっちゃうんかよ。
むしろ逆、そういう時こそ、政府機関には動いてもらいたいとこだけど…。
まぁ、ここはフィリピンだからな…。
ワイフ「ねぇ、私たち、どこ行くの?」
わたし「イミグレーションだよ」
ワイフ「だから、地震で休みなんだってば」
わたし「あのね、さっきのガードの説明聞いた? 地震でオフィスが壊れたんでしょ? だから休みなんでしょ? イミグレーションも壊れたの?」
ワイフ「イミグレーションは分からない」
わたし「でしょ? だからイイミグレーションに行くの! だって、電車もバスも動いているし、みんな会社に行っているでしょ? 行かないと分からないでしょ?」
そう、イミテーションワイフに言いながらイミグレーションに向かうも、私も薄々は休みだろうなと気付いていた。
イミテーションワイフは、薄々じゃ無くハッキリと休みだと分かっていた。
だけど、午前7時前に、今日やる事が無いと確定しても、一体どこに行って何をするのかなんて、私にも分からない。
もし、イミグレーションが開いていたとしても、書類が足り無いと言われて追い返されるかもしれない。
それでも良いから用事を作りたかった。
だって、昨日の深夜から準備してるのに、現地も行かないで、推測だけで引き下がれない。
イミグレーションに到着する。
イミグレーションの前にガードマンが仁王立ちして、私の顔を見ても、話もせずに入り口にある看板を指差す。
わたし「記入する書類だけ、もらいたいんですけど…」
ガードマンは私の話なんて、知ったこっちゃない。
話し始めた途端から、声に反応するロボットみたいにクビを振り出す。
何の事情や用事があろうと、その話しを聞く耳はありません的なポーズの様だ。
だったら、一体何の為に人間が立っているのか分からないけど、こういう時は、中の人間に知り合いがいるなどの裏技が無い限り、お話しにならない。
それならとイミグレの隣にある施設の裏側に行って、書類作りの人間が並んでいるエリアに向かう。
そこで、申請書を作ってもらうのだけど、どうせ来たのなら、今日の内に作ってもらった方が良い。
今日休みという事は、明日混雑する可能性が大きいからだ。
書類作りのババー達は、外国人の私の顔を見るなり、今日はイミグレーション休みだよと声かけてくる。
でも、書類は作れるんでしょ? とお願いして、申し込み用紙だけ作ってもらう。
ついでに、イミグレでもらえるアプリケーションとかいう書類をもらえないかと言うと、私達は持っていないと言う。
んじゃ、イミグレでもらってくれないか? とお願いしてみたけど、拒否されてしまった。
もう、今日出来る事は全部やったし、策も尽きたので、イミグレ近くのスタバで検索モードに入る。
店の外に配置されたテーブルに、スタバのドリンクも頼まず座る。
代わりに外で15ペソで売っているスリーインワンを飲む厚かましさを披露する。
すると、コジキみたいなフィリピン人が私に寄ってきて、iPhoneXを買えと迫ってくる。
iPhoneXなら、フィリピンで売ろうと持ってきて、思う様に売れず自分達で使っているものがある。
私が一台使い、イミテーションワイフが一台使っている。
使い出した途端に、私にも、イミテーションワイフにも、売って欲しいという要望が出るというインネンのiPhoneX。
使い出してしまったら、未使用品じゃ無いので足下見られて買い叩かれるだろうし、使ってしまったら必要な物になってしまうので売るに売れなくなってしまう。
そんな今更必要のないiPhoneXを一体いくらで売っているのか、興味本位で聞いてみる。
15,000ペソだそうだ。
オイ、随分と安いな。
オマエみたいな奴がいるから、なかなか私のiPhoneXが売れなかったのだろうと考えてしまい、ちょっとイラッとする。
そのコジキの格好に相応しくなくiPhoneXを持って歩く男に教えてあげる。
インターネットなら、倍の値段になるから、ネットで売りなと。
私の話しを聞いたコジキは、薄ら笑いを浮かべて、フラフラと消えていった。
と思ったら、またiPhoneXのコジキが戻ってきた。
何故か耳元で10,000ペソで良いと持ちかけてくる。
そして、これは盗んだiPhoneXだから、ネットでは売れないなどと言っている。
正直、カネがあったら、その盗品のiPhoneXを買っていただろう。
だけど、残念ながら、10,000ペソの余裕は無い。
そのコジキに、アップルIDを削除して、SIMカードを捨ててしまえば、盗品である事なんて分からないと、不必要な知恵をつけてあげて、ネットで売りなさいともう一度言ったら、今度は本当に消えてくれた。
今、考えると、iPhoneXをコジキから買ったら、どこからかインチキ警官が現れて、このiPhoneはどうしたんだ? 盗んだのか? 的なセットアップになっていて、そしたらダブルで儲かるかななどと思ったりする。
※写真は私のiPhoneX イミテーションのヴィトンのケース。ケースはグリーンヒルズで300ペソで購入。普通の日本人は500ペソ〜1000ペソで売りつけられる
まぁ、悪い奴等もカネが目的なので、カネの無い私には、うまい話し・美味しい話しには、飛びつき用も無く、騙される経験を味わえずにいる。
さて、翌日にはPSAの書類も発行され、朝から夕方まで時間がかかったけど無事に13Aの手続きは終了した。
この結婚の手続きは、多くの人が必要書類などで、困ったりするらしい。
だから莫大なカネを払って日本語の通じる行政書士などに頼む人もいるようだ。
だけど、そんなカネを払う必要なんて無い。
手続きをする上で、最も大事なのは、フィリピン人妻に関わらせないこと。
誰かが、あー言ってた。こー言ってたと、話しをどんどん複雑にしていき、必要のない書類を用意しようとしたりする。
私のとこのイミテーションワイフも「貯金がいくら無いとダメなんだって!」とか言っていた。
私は「そんなカネは無い。大丈夫だからオレに任せて」と言って、イミテーションワイフを手続きから蚊帳の外にした。
もちろん、銀行の貯金額のコピーなどの書類は、私は一切提出していないし、実際にカネも無い。
2人で撮ったなどという写真も提出していない。
ただ、イミグレーションにビザ変更の手続き、および新しいACR CARDの代金として1万2千何百ペソかを支払ってはいる。
もし、13Aの手続きをしようと考えている人がいて、誰かのチカラを借りたいと思っている人がいたら、私に声をかけて欲しい。
いい仕事しまっせ!
※(無報酬でアドバイスだけ求めるとかは勘弁してください)
書類手続き終了した後、1週間後にアトーニーのインタビューを設定してもらい、そのインタビューも3分で終了。
アトーニーの質問は一問だけ。
「仕事していないのに、どうやって生きていくのか?」
私はイミテーションワイフに「オレが基本的に答えるから、あなたは極力話すな!」と事前に伝えていたので私が回答。
わたし「ツーリストビザでは仕事が出来ないので、ビザの変更をしています。すでに仕事のアプライはしてあるので、ビザが発行されれば、直ちに仕事をスタートします。いつビザは発行されますか?」
とカタコトのタガログ語で返事をした。
アトーニーは、私にビザ発行の日付けを答えて、インタビューは終了した。
※私にお仕事くれる13Aの手続きを手伝ってもらいたい人がいたら、とりあえずコメントください。
(離れた所にいるので…)